公開日 | 2002年3月2日 | 評価 | 7 |
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配給会社 | ブエナ・ビスタ | 製作国 | 米 |
監督 | ピート・ドクター | ジャンル | アニメ |
脚本 | アンドリュー・スタントン | 上映時間 | 92分 |
キャラクター/日本語の声 | 説明 |
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サリー 石塚英彦(ホンジャマカ) |
モンスターズ社で悲鳴獲得ポイントがNo.1のモンスター。気が優しく、身体はフサフサした毛で覆われている。 |
マイク 田中裕二(爆笑問題) |
サリーのパートナーで親友の、一つ目モンスター。 とにかく良くしゃべる。 |
ブー 井上愛理 |
モンスター・シティに迷い込んでしまった2歳の女の子。 |
[内容] モンスター・シティのエネルギー源となる子供の悲鳴を集める会社、モンスターズ・インク。そこの社員であるサリーは、今日も相棒のマイクと共に子供を怖がらせていたが、ある日、少女がモンスターの世界にまぎれこんでしまった。サリーとマイクは密かに少女を人間界に戻そうとするが…。 [感想] 長い間、アニメとは思えない絵柄に違和感を感じて敬遠していたのですが、評判が良いので思わず観に行きました。吹き替え版を観たのですが、声も違和感なくバッチリ合っていて良かったです。 ストーリーは大した事ないですが、単純で分かり易くメルヘンチックな内容で結構面白かったです。てっきり子供向けかと思いましたが、大人が観てもそこそこ楽しいです。 CGもとにかくリアルです。影の動きや「ブー」の子供らしい仕種、「サリー」の毛の1本1本の動きまで忠実に描かれていたのには驚きました。 ドラえもんの「どこでもドア」みたいに、違う世界に繋がっているドアの工場みたいなところで、ドアからドアへ飛び移って逃げ回るアクションも楽しいです。あと、最後のスタッフロールで笑えないNG集が流れる辺りに拘りを感じました。(^^;ヾ どうしても日本アニメの代表である宮崎作品と比べてしまいますが、これは全くの別物です。全ての絵がCGで描かれているのでキャラの動きは流石にリアルです。当然、実写とは違うアニメ独自の動きを期待していましたが、派手なアクションも少なくあまり実写との違いを感じなかったです。最近のハリウッド映画でもCGが多用されているのでインパクトも薄いです。個々のキャラの躍動感も弱いように感じました。 確かにCG技術では日本の作品を圧倒しています。しかし、全てCGで描かれた異様にリアルなキャラは実写と違い、どこか無機質な3Dのように温もりがなく感情移入出来なかったです。今後、アニメは、全編CGで描かれるのが標準になっていくと思いますが、当分、日本では2Dの加工が施されるのではないでしょうか。まあ、そのうち慣れるとは思いますが…。 結論としては、そこそこ良い作品ですが、評判通りの凄い作品とは思えなかったです。 特に感動も泣けもしなかった私は、心が病んでいるのでしょうか。(汗) 個人的には、アニメ臭さがある「トトロ」の方が好きです。(笑) +++update:2002/06/11+++ |