映画やビデオの感想メモ1

掲示板や日記で殴り書きしたものです。(^^;

SHINOBI (7点)

運命的な恋に落ちた二人の忍者が敵対して対決する物語なんですが、結構面白かったです。特にサブキャラのアクションが奇想天外で楽しかった。ただ、同じような忍者映画の「あずみ」と比べて、殺陣シーンのインパクトが弱いです。もっとスリリングなシーンが観たかったな。

それと、仲間由紀恵は似合ってないような気がします。彼女の妖しい魅力は評価できますが、はっきり言ってアクション映画向きじゃないでしょう。彼女のアクションシーンが無きに等しいのは、忍者映画としては失敗かも。必殺技の魔眼だけで忍の存在感を出すのはちと無理があるよ。最後のケジメはカッコ良かったけど。メガネ女教師の忍者だったらもっとインパクトあるかもね。(違)

あと、オダギリジョーのアクションシーンのショボさも同様な感じを受けました。とにかく、アクションは主役より脇役の方がインパクトありました。何気に蛍火は可愛いかった。出番をもっと増やして欲しかったかも。あと、浜崎あゆみの主題歌はこの映画には合っていて良かった。あの、かすれた声は好きになれないけどね。

容疑者 室井慎次 (7点)

初日に観てきました。今までの踊る…シリーズみたいなスリリングなアクションやツボを突いた笑いは皆無。しかも「真下正義」のような知能犯罪を暴く推理性も無く、事件のスケールもショボイ。でも、人間ドラマとして見ると、琴線に触れるシーンがあって良く出来ていました。

表情で語る漢「室井慎次」の渋さが際立っています。一見すると無口で地味に見えるかもしれませんが、頑固に信念を貫き通す柳葉敏郎の臭い演技に、濃厚な味わいがあります。個人的には田中麗奈とオタク弁護士の法廷対決を見たかったけど。

映画としては地味ですが、こういう映画もありかなと思います。事前の予告で予想した内容と違っていて、ちと肩透かしを食らった気もしますが観て良かったです。暗に時間と共に風化していく冤罪に対して、君塚良一流の警告がミックスされていると思えなくもないですが。

交渉人 真下正義 (8点)

踊る大捜査線でサブキャラだったユースケ・サンタマリアを主役にした映画ですが、彼は予想外のはまり役でしたね。冷静沈着な交渉術で地下鉄乗っ取り犯と駆け引きするシーンがスリリングで面白かったです。踊る…でお馴染みの顔ぶれも登場しますが、別に今作だけ見ても十分楽しめるんじゃないでしょうか。ただ、最後の強引な幕引きは謎が残ったまま放置した感じで消化不良ですね。それに笑いや迫力も本家と比べてパワーダウンしてるような…。まあ、深く考えずに楽しむのが吉かも。

真夜中の弥次さん喜多さん (4点)

ホモの2人が旅をしながら時代劇と現代劇をミックスした喜劇が繰り広げられます。宮藤官九郎の初監督作品ですが残念ながら出来はいまいちでした。クドカンの売りである笑いがことごとく滑りまくり。まさに観客を放置して自慰に走った迷作。何を血迷ったのか分かりませんが、ごちゃごちゃしすぎて意味不明。娯楽映画としてのバランスは完全に崩壊。俳優達のテンションだけが高くて妙に白々しい演技然り、笑いのツボを外しまくった脚本然り、初監督ということで気負いすぎて自滅したのは明白です。(苦笑)

いや、ストーリー自体は結構奥の深いものがあるんですよ。ただ、それとユーモアの融合が失敗して話が無駄に冗長でダレます。寒いコントを省いてストーリーを分かりやすくして、もっとコンパクトに仕上げていたら違った感じ方が出来たかもしれません。まあ、ぶっちゃけ私のように笑えなかった人には駄作でしょう。良くも悪くも、かなり見る人を選ぶ作品かと。

亡国のイージス (8点)

初日に観てきました。あの分厚い原作を無理矢理2時間に凝縮したわりには面白かったです。イージス艦や戦闘機は本物を使って撮影してるみたいですが、あの戦闘シーンはド派手なハリウッド映画と比べると見劣りしますね。やっぱ、邦画は肉体アクションと熱い人間ドラマで勝負ですかw。

あと、原作と比べるとかなり端折ってあり、展開も早急で説明不足なところが見受けられました。私は原作を読んでいたので、それほど混乱することはなかったのですが、例えば副長の宮津を如月行の父親だと誤解されたりするかも。(汗

私的に原作は軍事サスペンスの傑作でメッセージ性が強くて泣ける場面もあったのですが、映画版はそこまで感情移入できなかったですね。まぁ、あまり深く考えずにお気楽にアクションを楽しむには十分ですけど。

交渉人 真下正義 (8点)

踊る大捜査線でサブキャラだったユースケ・サンタマリアを主役にした映画ですが、彼は予想外のはまり役でしたね。冷静沈着な交渉術で地下鉄乗っ取り犯と駆け引きするシーンがスリリングで面白かったです。踊る…でお馴染みの顔ぶれも登場しますが、別に今作だけ見ても十分楽しめるんじゃないでしょうか。ただ、最後の強引な幕引きは謎が残ったまま放置した感じで消化不良ですね。それに笑いや迫力も本家と比べてパワーダウンしてるような…。まあ、深く考えずに楽しむのが吉かも。

あずみ2 (7点)

まぁまぁでしたが前作の方が面白かったです。2は話の筋は通ってるけど殺陣が減ってパワーダウンしてますね。もっと斬りまくって欲しかった。つか、敵の親玉が弱すぎ。高島礼子の極妻ばりの演技はインパクトあるんだけどちょっと不自然。上戸彩は相変わらず下手でわざとらしいけど、可愛いからお色気シーン目当てならありかも。(笑)

カンフーハッスル (7点)

ビデオで観ました。少林サッカーと比べると笑いがパワーダウンしていて、ちと物足りない感じ。チンピラのシンが敵にボコボコにされたのをきっかけに、隠された能力が開眼してカンフーの達人に変貌して、最後にお約束のボス戦に突入。…っていう単純なストーリーはおいといて、売りである漫画みたいなワイヤーアクションは爽快でした。でも、映像が暗くて見難いのは勿体無いなぁと思う今日この頃。

華氏911 (7点)

カンヌ最高賞を受賞した問題作です。同時多発テロやイラク問題と政府の謀略をリンクさせ、貧富格差による世界の不条理や、戦争による利害の真相を追求するマイケル・ムーア渾身のドキュメンタリーです。

コメディを織り交ぜながらの痛烈なブッシュ批判はメッセージの片鱗です。それよりも、彼の綿密な取材による信憑性の高さに惹きつけられました。又、ディズニーから配給拒否等の圧力に屈さず、マスメディアで規制された兵士、民間人を含む当事者達の悲惨な現状が、驚愕の映像によって全世界に公開された意義は絶大だと思います。

ただ、地味で平和ボケした多くの日本人にとっては、アメリカ人のように多大な共感を覚えることは無く、現実味が薄く面白くない内容かもしれません。でも、メッセージが心に響く良い映画だと思うので、多くの人に関心を持って貰いたいです。

結局、戦争の正義なんて犠牲者から目を逸らす綺麗事にしか思えません。日本も捏造された情報によって安易に洗脳されるのは回避すべきです。嘘と真を見分けながら独自の意見を主張して行動することが重要です。

名探偵コナン 水平線上の陰謀 (9点)

コナン版タイタニックですね。今回も劇場版コナンにハズレ無しの法則は崩れません。何気にいつもはドジな小五郎も大活躍でカッコイイ! 美味しいところをもっていきます。売りである二重サスペンスも面白かったです。ちとトリックはマンネリ化して読めてしまうので推理は分かりやすくなっていますが、いつも通り単純には終らないクライマックスもスリリングで満足のいく出来でした。ZARDが歌う主題歌もGJ。透明感溢れる爽やかな声質とせつない歌詞がマッチして、エンディングで感動と爽快な余韻を残してくれました。

ハウルの動く城 (8点)

結構面白かったですよ。宮崎アニメ特有の超精細な絵と爽快なアクションは健在でした。ジブリの職人芸によって魂と温もりを注ぎ込まれた絵は、無機質なCGアニメを凌駕していますね。内容はちと分かり難いのですが、細かいことを深く考えずに観ると楽しめると思います。何よりキャラが活きているので飽きません。

スチームボーイ (6点)

ビデオレンタルしましたが、制作期間9年の冒険ファンタジーアニメにしてはいまいちな感じです。大友克洋作品だけあってスリリングなアクションと迫力ある映像は健在ですが、ストーリーが単純すぎて陳腐な印象を受けました。それと画面が暗くて何が何だか分からない場面もシバシバ見受けられたのが残念です。主役の声優陣に声優初挑戦の素人を起用したのも失敗でしょう。レイはまだマシですがスカーレットは下手すぎて問題外かも。キャラ萌えも皆無やしね。(何) 結局、キャラの個性の弱さをアクションで吸収しきなかったのが致命的ですな。やっぱアキラのクオリティは超えられない?

APPLE SEED

確かにCGの出来は凄かったです。今回観たアニメの中では突出してますね。ストーリーも悪くないですし、キャラの動きも滑らかで実写に近づいたのは良いのですが、やはり無機質な表情が気になって感情移入し難いのが残念です。

GHOST INTHE SHELL

マトリックスの元ネタになっただけあって、電脳等の特異な世界観に惹きつけられました。内臓がどぴゅっと飛び出すグロテスクな絵もイケてます。

イノセンス

これはGHOST INTHE SHELLを先に観ていないと辛いでしょうね。それでも意味不明な点は多いですけど。まぉ、前作と比べると絵は格段に進化してますね。

人狼

駄作でした。画面が暗すぎて意味不明。ブラック画面が続くのは苦痛です。


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