☆評価は10段階です。          HOME   MENU


マトリックス
評価
製作年度/国 1999/米
ジャンル SFサイバーアクション
監督 アンディ・ウォシャウスキー
出演 キアヌ・リーブス 他

[内容]
世界的に有名なハッカー「ネオ」が世界の救世主として選ばれた。
仮想現実空間に隠された真実とは何か? そして人類の運命は如何に…。

[感想]
転送装置で脳だけを仮想世界に移動して敵と格闘するアクション映画。いわゆる脳だけが覚醒して夢を見ている状態?なんですが、脳で現実の世界と直結しているので仮想世界での敗北は現実世界での死に直結します。SFものでは良くある設定ですね。

とにかくカンフーアクションがカッコイイ! 古き時代のジャッキー・チェン作品を彷彿させる燃えっぷり。微妙にブルース・リーも入ってるかも。と言うか実写版バーチャファイターか? CGでド派手かつ滑らかな動きを再現しているのですが、自然に見えるあの視覚効果は凄いですね。スローモーションになって銃弾を避けるところなんか、もうアニメの世界そのもの。

思ったより楽しめたのですが最後が消化不良なのが微妙に惜しいです。
とにかく深く考えずにアクションを堪能する作品ですな。

+++update:2003/02/13+++


グラディエーター
評価
製作年度/国 2000/米
ジャンル 史劇アクション
監督 リドリー・スコット
出演 ラッセル・クロウ 他

[内容]
時はローマ帝国が勢力を拡大していた頃。次期ローマ皇帝の権力争い絡みで皇帝の息子によって罠に嵌められるマキシマス将軍。自らの絶体絶命の危機は、からくも回避するものの奴隷生活へと転落。一方、ローマ皇帝の座についた元皇帝の息子はコロシアムでマキシマス将軍と再会し、再び暗殺を計画する。波乱万丈のローマ帝国の運命は如何に…。

[感想]
これは命を懸けてローマ帝国を正常化した家族愛溢れる勇者の復讐物語です。騎士が剣で斬りあうところは、どこか日本の戦国時代を彷彿させられます。「北斗の拳」や「マッドマックス」の世界にも似ていますね。最後はてっきり軍隊で都に攻め込むのかと思っていたので、ちょっと肩透かしでした。それに、あの決闘はちょっと無理があるような気もします。全体的にアクションが地味ですが、古代ローマのドス黒い世界観は良い感じです。

+++update:2003/02/13+++


シックス・センス
評価
製作年度/国 1999/米
ジャンル ホラー
監督 M・ナイト・シャマラン
出演 ブルース・ウィリス 他

[内容]
小児精神科医のマルコムは、昔、一人の患者を救えなかったことがきっかけで、妻との結婚生活がギクシャクしていた。そんな時、何かに怯え心を閉ざしたコール少年と出会う。以前の結果を後悔していたマルコムは必至に少年の心を開こうと努力する。その結果が功を奏したのか少年は徐々に打ち解けていく。しかしそんなある日、少年から「人の霊が見える」と言う事実を知らされる。

[感想]
これ、そんなに怖くなかったのですが…。(汗)
死んだ人の霊が見えると言う自分の特殊な能力が原因で苦しんできた一人の少年を小児精神科医マルコムが救う物語。その中である事件の真相と隠されたキーワードが徐々に解明されます。静寂な暗闇で突如として鳴り響く効果音が恐ろしい雰囲気を助長してくれます。でも、肝心のホラーにパワー不足を感じました。それに一回観ただけだと意味が把握し辛いような気もします。今でも脳内保管しきれてないかも。(w

あと、コール少年の演技は良かったですね。愛する母に自分の奇怪な能力を知られたくないと言う思いも切実と伝わってきます。私的にはホラーものとしての評価はいまいちですが、推理小説のように読者に嘘を真実と錯覚させるテクニックは新鮮でした。

+++update:2003/02/13+++


リトル・ダンサー
評価
製作年度/国 2000/英
ジャンル ドラマ
監督 スティーブン・ダルドリー
出演 ジェイミー・ベル 他

[内容]
ボクシングを習っていた11歳の少年ビリー。そんなある日、ボクシングの練習場の横でバレーダンスの練習が行われることになる。それを見ていたビリーは、ボクシングから一転してバレーに夢中になっていく。父親に内緒でバレー教室に通うビリーの才能を高く評価したダンスの先生は父親を説得して、ロイヤルバレースクールのオーディションを受けさせようとするのだが…。

[感想]
炭鉱夫の父親にバレーを猛反対されたビリー。だが、その情熱は衰えなかった。とにかく好きなものに理由なんてないんだ。その一心からハードな練習に耐え自らの確固たる意思をもって父親を説得。その後、希望と不安に満ちた新たな世界に羽ばたいていく物語。父親の息子ビリーの夢を叶える為に支えてあげたいと言う切実な願いが、ひしひしと伝わってきます。そんな単純なストーリーの中に感動要素を埋め込んでいる点は良いのですが、何かもう一捻り欲しかったところですね。

+++update:2003/02/13+++


アメリ
評価
製作年度/国 2001/仏
ジャンル コメディ
監督 ジャン・ピエール・ジュネ
出演 オードリー・トートゥー 他

[内容]
子供の頃に学校に行かなかったアメリは、他人との触れ合いを知らずに育った。大人になったアメリは、ひょんなことから他人の忘れ物を届けたことで人の役に立つ楽しさを覚え、他人の悩みを解決することに夢中なっていく。だが、自分の幸せのこととなると途端に引っ込み思案になるのだ。そんなある日、運命?の青年と出会い恋に落ちていく。果たしてアメリは幸せを手に入れられるのか…。

[感想]
フランスの古き時代の喜劇を彷彿させる笑えないコメディ。子供の頃の環境が影響して自分の殻に閉じこもってしまう癖が抜けきれないアメリ。彼女が起す奇妙な悪戯やお節介は、純粋に他の人と同じ世界に入りたいと言う彼女なりの前向きなアピールだったのかも。自分の気持ちを上手く相手に伝えられない悲しさは無機質な仮面で隠されてしまうけれど、内心ではきっとジレンマが溢れていたんだと思います。不器用で殺伐とした性格を安易に逃避せず勇気を出して殻を打ち破った(?)時の笑顔が印象的でした。

しかし、あのラストはかなり違和感がありました。互いに惹かれあう過程が説明不足なので、薄っぺらいベタなハッピーエンドを強引に付け足したように思えました。コメディなのにジョークが笑えないのも残念です。

+++update:2003/02/13+++