☆評価は10段階です。          HOME     MENU


金田一少年の事件簿<1>オペラ座館・新たなる殺人     ☆評価
[著者] 天樹征丸
[出版] 講談社
[内容]

  かつての惨劇の舞台、孤島の洋館「オペラ座館」へ再び招かれた金田一少年と、
ガールフレンドの七瀬美雪。
楽しいはずのバカンスは、新たな殺人によってまた血に染められた。
ファントムと名乗る怪人の正体を金田一少年が追う。
大人気コミックが完全オリジナル・ストーリーで小説化され、文庫にも初登場。

[感想]
  コミックの面白さは小説化されても健在です。普段はだらしないが推理力は天下一品の
金田一少年。相棒?の美雪共々個性的なキャラが楽しい。推理アニメとしては週刊少年
サンデー連載の名探偵コナンの方が人気があるが、この金田一少年は本格推理で勝負
するので推理小説化に成功していると思う。


 +++update:2001/08/01+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


金田一少年の事件簿<2>幽霊客船殺人事件          ☆評価
[著者] 天樹征丸
[出版] 講談社
[内容]

  小笠原諸島へ向かって航海中の客船から、ある朝、船長が忽然と姿を消した。
さらに洋上の密室で連続する奇怪な殺人事件。
漂流の危機、死の恐怖が満ちた船上に、高校生探偵・金田一一の姿があった。
神出鬼没の真犯人「幽霊船長」の正体を暴け!
大人気コミックから生まれた完全オリジナル長編本格推理小説。

[感想]
  この本面白いよ。なんかタイタニック号みたいな設定で好き。
客船内で次々と起こる連続殺人に背筋が震え上がるぜ!、う〜〜この内容は怖いよ。
又、犯人像を序盤からあえて見せて、黒塗りの顔で描写してぼかす手法は、想像力を
掻き立てるのに成功していると思う。

 +++update:2001/08/01+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


金田一少年の事件簿<3>電脳山荘殺人事件          ☆評価
[著者] 天樹征丸
[出版] 講談社
[内容]

  パソコン通信で知り合った互いの本名も素性も知らぬ七人の男女。
人里離れた山荘で、彼らが初めて顔を合わせた夜、恐るべき殺意の罠が始動した。
皆殺しを目論む犯人の意外な動機とは?名探偵・金田一 一が看破した映像化不能の殺人
トリックとは?大人気コミックの原作者が放つ完全オリジナル推理小説。

[感想]
  こういう設定好きです。インターネット時代の昨今の隙間をついたトリック。
しかし、犯人は以外でしたね。金田一小説シリーズの中でも、かなり気に入っています。

 +++update:2001/08/01+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


金田一少年の事件簿<4>鬼火島殺人事件            ☆評価
[著者] 天樹征丸
[出版] 講談社
[内容]

  密室の殺人!不可能犯罪!鍵穴の奥の惨劇…だが、ドアを開けると死体も犯人も消えて
いた!?孤島のサナトリウム跡で起こる連続殺人に金田一少年が挑む!“超”意外な犯人。

[感想]
  このシリーズも4冊目ともなるとパターンが分かってくるんですねえ。
目新しい新鮮さは無いけど、安定した内容と読んだ後の爽快さはさすがです。

 +++update:2001/08/01+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


カッコウはコンピュータに卵を産む                   ☆評価
[著者] クリフォード・ストール
[出版] 草思社
[内容]

  発端は75セントだった。
研究者のコンピュータ・システムの使用料金合計が75セントだけ合致しない。
天文学研究のかたわら、新米のシステム管理者となった著者の初仕事が、その原因の究明
だった。どうせプログラムのミスさ、と軽い気持ちで調査するうちに、正体不明のコンピュータ
・ユーザーが浮かび上がってきた。―ハッカーだ。誰かがコンピュータに侵入している。
しかもこのハッカーは、研究所のコンピュータを足場に、国防総省のネットワークをくぐって各地
の軍事施設や基地のコンピュータに侵入し、陸軍のデータベースを読みあさって、CIAの情報
にまで手をのばしている。この電子スパイの目的は何か。どこからどうやって侵入しているのか。
そしてその正体は?世界中に報道された国際ハッカー事件。
そのハッカー相手に孤軍奮闘した若き天文学者がみずから書き下ろした、電子スパイ追跡
ドキュメント。

[感想]
  いやはや、研究者とハッカーとの勝負にのめり込んでしまいました。こういうスパイ小説
好きです。日本ではまだインターネットも普及していない時代に書かれた、息もつかせぬ
攻防は読者を飽きさせません。個人の好みにもかなり左右される内容ですが、個人的には
こういうのかなり好きです。

 +++update:2001/08/01+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


アクシデント                                    ☆評価
[著者] ダニエル・スティール
[出版] アカデミー出版
[内容]

  人知の及ばない運命の取捨選択。吉凶は思わぬときにやって来る。
愛する者の激変に、巻き添えを食う家族。逃げる者、黙する者、苦闘する者。
ひたひたと押し寄せる波は、やがて努濤となって読者を呑み込む。
普通の生活の中に潜む人間の偉大さ。ヒーローはあなたの周りにいる。

[感想]
  私が推理小説以外の本を読むのは珍しいのですが、結構有名なので読んでみました。
身近な日常生活の中での心理描写が精細に描かれています。平凡な生活から一転して
家族の交通事故、夫の浮気等の数々の困難から目を逸らさずに、現実を直視して勇気と
希望をもって立ち向かって行く、一人の女性としての生き様がみずみずしく描かれ感動を
誘います。

 +++update:2001/08/01+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


インテンシティ                                  ☆評価
[著者] ディーン・クーンツ
[出版] アカデミー出版
[内容]

  犯罪心理学を勉強していたのが運命のいたずらだったのか?恥ずかしくて他人に言えない
過去が彼女をそうさせたのか?逃げればそれで済むものを、チーナは見知らぬ少女を救う
ために暗闇の地下室へ降りて行った。
手ぐすねを引いて待つのは、悪魔を気取るサイコチックな凶悪犯。

[感想]
  凶悪な殺人犯ビスと、不幸な少女を救おうと凶悪犯に立ち向かうチーナとの知恵比べ。
恐怖とスリルが融合されたサスペンスで面白いです。状況描写が精細に書かれています。
この描写はちょっとくどいように感じました。早く次が知りたくていらいらしてしまいました。
シドニィ・シェルダン作品等と比べるとかなり読みにくい気がしますが、内容は秀逸です。

 +++update:2001/08/01+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


新きまぐれオレンジ★ロード                      ☆評価
[著者] まつもと泉;寺田憲史
[出版] 集英社
[内容]

  1991年、夏。その後の鮎川まどかと春日恭介の生活は、大人への階段を上りつつも
安定した生活を送っていた。そんな時、恭介は交通事故に遭った。
気がついた恭介がいたのはなんと1994年。そこへ、ニューヨーク帰りの桧山ひかるが登場。
重なる災難をかわす術はいったいどこに・・・・。きらめく光の中で、3人の成長を見事に描い
た新・きまぐれオレンジ☆ロード。

[感想]
  週刊少年ジャンプで連載された人気漫画、「きまぐれオレンジ☆ロード」の続編として、
アニメ版の脚本を書いていた寺田憲史氏により小説化された物がこの作品です。
漫画は好きだったけど、小説版はどうかなと思ったのですが、結果としてファンは賛否両論
分かれるでしょうね。相変わらず恭介の優柔不断さは健在です。オリジナルストーリーとして
は、こういうのも有りかも。個人的には、なかなか良かったと思います。
ちょっと鮎川まどかの性格に違和感を感じたけど...
又、この作品は劇場アニメ化もされています。

 +++update:2001/08/01+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


新きまぐれオレンジ★ロード2                     ☆評価
[著者] まつもと泉;寺田憲史
[出版] 集英社
[内容]

  単身渡米、NYでミュージカルスターをめざしていたひかるに大事件が・・・・・。
その異変をインターネットを通じて感じとったまどかも渡米、残された恭介も追うようにして・・・。
インターネットを介して情報を収集、突き止めた巨大な敵に立ち向かう三人の運命はいかに?

[感想]
  新きまぐれオレンジ★ロードの続編です。ははは・・・。この世界は何でも有りです。
テレポート有り。時の移動有り。etc
 いつもの、どんくさい恭介がまたまた事件に巻き込まれ
ていきます。前作と比べるとちょっと分かりにくいなあ。まあ、面白いんだけど。

 +++update:2001/08/01+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++


キスまでの距離                                ☆評価
[著者] 村山由佳
[出版] 集英社
[内容]

  気鋭・村山由佳、正統派恋愛小説、第2弾。
高三になる春、僕といとこのかれん、その弟である丈の同居生活が始まった。
やがて僕は、かれんの秘密と、それにまつわる哀しい彼女の想いに気づいてしまう。
“かれんを僕のこの手で守ってあげたい…。
”僕の心は激しく打ち震えた。
でも、どうしたら二人の距離は縮まる…。
どうしたら、彼女はその寂しげな瞳の中に僕の姿を映し出してくれる…。
純粋で傷つきやすい二人の恋の行方は…。

[感想]
  めずらしく、恋愛小説ぽいのも読んでみました。ん〜まさに正統派恋愛小説です。
まあ、気楽に読めちゃいます。欲を言えばイベントにもう一捻りほしかったかな。

 +++update:2001/08/01+++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++