第2回 LOVERSの潜在能力(毒控えめ)

今回の素材:LOVERS

発売する前からこれだけ自虐ネタを提供してくれるメーカーも珍しいですね。某SNOWの延期ネタなんて今では生温く感じてしまうのは私だけでしょうか。(苦笑)
まぁ、中途半端な物を出されるよりは延期しても完成された作品を出す方が望ましいのですが、如何せん自信を持って発売日を告知しながら悠々と延期を繰り返す行動は、企業としての信頼度を低下させる一方です。これはエロゲー業界だから許される裏技?ですが、キレる寸前のユーザーを納得させられるクォリティに仕上がっているかが今後の焦点になるでしょう。

ただ、動画に関しては、いまだにJellyfishを超えるメーカーが出現しない現状を考えると、最強の2Dエロアニメ技術による圧倒的優位性は崩れないと思われます。この作品が従来の紙芝居映像からの脱皮とエロゲー業界に進化をもたらすことを願います。そして、少なからずAV(アニメ)市場にも影響を与えることになるかと。

一度、良作をプレイしてしまうとユーザー側は、それ以上の作品でないと納得しないんですよね。その点はメーカー側にとってかなりのプレッシャーになるでしょうが、それを克服しないことには、エロゲー業界では生き残っていけないでしょう。同種のゲームで飽和状態のこの市場に一石を投じる超良作が出て欲しいものです。今や、LOVERSは重要なキーパーソンとなっています。この作品は、同市場が衰退するのか進化する余地が残されているのかを見極めるのに絶好の素材かと思われます。

少し補足しておきますが、多くのメーカーは、一度成功すると同じような内容のゲームを連発する傾向があります。安易に有名作のコピーをリリースしても成功する確率は低いでしょう。その点で言えば、まだ開拓途上のアニメでのエロ描写に期待しています。

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