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the Black Box
ブランド SPIEL 評価
ジャンル ミステリーADV 動作OS Win98/Me/XP
発売日 2003/02/28 価格 7800円
HDD容量 最小10MB/最大650MB以上 メディア CD-ROM
原画 本多強二 BGM PCM
シナリオ 春日いにせか 音声 無し
モード CG・音楽・Hシーン鑑賞 プレイ時間 約13時間
備考 マキシシングルCD同梱。 DL販売 『ギュッと!』

購入の経緯
久しぶりにミステリーがやりたくなったので…。

突撃結果
あっ、これだよ!これ! 古風で懐かしい匂いが漂う、調査コマンド型ミステリー。
いや〜、かなり嵌ったよ。ホラーっぽい雰囲気も(・∀・)イイ!

あらすじ
主人公・神鳥真一郎は21歳のフリーター。ある日、実家の義母の頼みにより、田舎の大地主・方丈家に嫁いだ義姉「真希」の元へ向かう事となる。ところがこの方丈家に関わる人間は何処かおかしいことに気付く…。

シナリオ
義姉の様子を見に行った主人公が、さまざまなトラブルに巻き込まれながら怪しげな方丈家の隠された謎に迫るミステリーです。謎を解明して行く過程で、自らの過去や既に他界した父親の行動を考え直し、方丈家や卑屈になりがちな自分に変化が芽生えていきます。シナリオは3種類あって、追っている事件によって途中で分岐して各シナリオに突入します。この3種類のシナリオはそれぞれに関連付けされていて、全てクリアした時に一本の線で繋がる様になっています。

クリアしてもまだ謎が残る部分はあるのですが、クリア後の後味が良いし、矛盾をついて真相を究明したりする等、推理ゲームとしても結構凝った内容だったので満足です。ボリューム的には、それほど長くなくサクサク進むのは良いのですが、もう少し丁寧な心理描写があれば、より感情移入出来たように思います。

システム
不安定だったね。ゲーム中にも落ちることが多かった。うちのPCのOSはMeなんだけど起動エラーが出て落ちたよ。パッケージ記載のスペックを満たしているのに何故? 今までギャルゲーは100%動作してたPCが撃沈するとは…。(涙)

仕方がないのでOSがXPのノートPCにインストしました。重っ!なんじゃこりゃ〜!! まがいなりにも起動はするけど重すぎるよ! ムービーなんかスローモーションだよ。メニュー画面は切れてるし…。トホホ、何なんでしょうね、この不安定さは。まぁ、インストールしたファイルの中にあった、簡易版の起動ファイルを実行すると、なんとかメニュー画面は表示されたけどね。ムービーは相変わらずカクカクしてますが…。

やっと動いたなと思いきや、今度はエラーメッセージの無限ループの罠に嵌りました。流石にキレるぞコノヤロウ!! 結局、この問題は強制スキップで強引にエラーを無視し続けて回避しました。(汗) いや〜、コレってめっちゃユーザーに負担をかけるゲームだね。それでも先が気になるから諦められねぇんだけどね。何気にグラフィックボード取り替えたらもっとまともに動きそうな気もするけど、そんな投資したくねぇし。まぁ、なんとかクリア出来たから良かったけどね。

基本は移動マップと選択肢により話が進行。重要な場面では時間制限付きの選択肢が出ます。これは、緊迫した雰囲気を醸し出していましたが、あまり意味無いかなと。又、昔ながらの「見る」「訪れる」等のコマンドを実行しながら手がかりを探す場面もあります。と言ってもワザワザ「見る」と言う選択肢を選ぶ必要はありません。カーソルを対象物に重ねると自動的にカーソルの形状が変化して「見る」等の文字が表示され、そのままクリックすると実行されるので操作性はそれほど悪くないです。まぁ、昨今のノベル形式の軟弱なエロゲーに慣れた方には、画面上をクリックして手掛かりを探す操作は作業に感じるかもしれませんが、私はそれほど気にならなかったです。

既読スキップが機能しないテキストが多いし、文章が自動で1クリック分飛ばされる事もありました。読み返し機能装備。セーブ/ロード画面では、セーブ時にキャプチャされた画面がサムネイル表示されるので分かり易いです。フルスクリーン表示にしたら逆に表示エリアが縮小する奇妙な現象にはワロタけど。イベントCG表示時は上下にあるメッセージウインドウが自動的に消えます。この時はテキストの色を変えて見難くならないように工夫されています。

CG鑑賞モードでは、画面右上のゲージメーターをクリックすると、画像を自動的に次々と表示させていくスライドショウが実行されます。クリックする位置によって表示速度も調整出来ます。

グラフィック
イベントCGは鑑賞モードによると137枚。枚数的には問題無し。背景やイベントCGは問題無く綺麗です。特に背景は3D処理された感じで遠近感も良く出ていて良いです。OPムービーは画像は荒いけど、かっこいいですね。

立ち絵はアニメチックなキャラデザですが粗が目立ち雑な感じがしました。特に主線の処理が荒くギザギザが残っているのは残念です。何か意図してなのか髪の毛が一本だけ空中に浮いているように見えるのも違和感ありました。原画は良いのですが仕上げが荒いって感じですね。通常のバストアップと更に拡大した絵を上手く使い分けていたのは良かったです。

サウンド
全30曲。その内ヴォーカル入りは1曲。短い曲が多いですが、それぞれの出来は悪く無いです。効果音と共に飽きさせないようにピンポイントで上手くBGMを使い分けているかと。おどろおどろしいホラーっぽい曲の緊迫感や、調査に奮闘してるしている時の如何にもミステリーって感じの曲がゲームを盛り上げてくれます。ただ、無音でゲームが進行する場面も多いので、曲数が多い割には全体的に少々地味な印象です。

OP主題歌の「the Black Box」は、ヴォーカル曲でノリノリな感じがカッコイイです。
セミの鳴き声や水しぶき等の効果音は良く雰囲気が出てます。
結構、キャラが立ってるだけにボイスが無かったのは残念です。

Hシーン
ゲームの雰囲気から「河原崎家の一族」みたいなダークな鬼畜系なのかと思いきや、濃ゆい陵辱シーンは無く、シンプルにイチャイチャしてあっさり終るものが殆どです。ダラダラ長いよりはイイですけどね。萌え〜なシチュや汁描写もありますが、音声が無いので臨場感はいまいち。絵はなかなか良いのですが、テキストはもう少し頑張って欲しかった。しかし、主人公のオ○ニー超速!!(((((;゚д゚)))))

キャラ  ( )内の数値は萌え度
お気に入りは「今日子」。結構萌えキャラなんで声が欲しかった。(T.T)
サブキャラでは、英一の「ぷぷっ」って言う口癖と、益三のどもる喋りがムカつく。
目が一本線の芳樹君の微妙に膨らんだ胸を見ては女の子と間違えた。(爆)
痰かけババァは怖すぎ…。Σ(゚Д゚;)

方丈真希 (70%)
方丈家に嫁いだ義姉。温厚でやさしい性格。こんなお姉ちゃんほすぃ。

今日子 (75%)
本家のお手伝いさん。舌っ足らずな言葉遣いと顔のドアップが萌え♪

方丈美穂 (70%)
無表情で怒りっぽい感じがイイね。水泳が特技。

方丈アン (60%)
糞生意気な制服コス好き少女。フリーター姿が…。( つД`)

加藤愛 (65%)
おねいさんタイプ。是非、○ニスの実技をご指導願いたい…。(ぉ

加藤さや (65%)
あまり喋らない大人しいろりっ娘。キタ━━━(・∀・)━━━!!

総評
たまには本格ミステリーも良いものですね。ギャルゲーばっかりやってたら飽きてくるので、気分転換に丁度良かったです。昔懐かしい謎解きの楽しさを味わえる作品で結構中毒性がありました。動作環境がシビアな不安定なシステムは痛かったけど、最近ではこう言うタイプのADVは激減しているので新鮮でした。プレイ時間もそれほど長く無いので、お手軽にミステリーを楽しみたい方にお勧め。

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the Black Box

+++update:2003/09/15+++
シナリオ システム CG 音楽 萌え エロ 謎解き
80 50 75 80 70 50 90

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