CDの感想メモ3

掲示板や日記で殴り書きしたものです。(^^;

傲音プログレッシヴ

HIGH and MIGHTY COLORの2ndアルバムです。前作より格段にクオリティアップして、なかなか良い仕上がりですね。マーキーのボーカルにも上達の兆しが垣間見えます。特に切ない表現が上手くなった感じです。全体的にプログレというより、X JAPANを彷彿させるヘビメタ系のナンバーが面白いかもしれません。勿論、このバンド特有の斬新かつ変則的な演奏で盛り上げるポップなナンバーも健在でした。多様な楽曲構成で予想外に楽しめました。飽き難い一枚だと思います。

以前にも書きましたが、マーキーの澄んだ声を稚拙な男性ボーカルで汚す嗜好は頂けないです。デス声はラップだけで十分でしょう。私的に男女ツインボーカルのお手本として挙げたいのは「ZERO」という兄妹デュオです。既に解散していますが、デビュー曲「ゼロから歩き出そう」は良曲でした。愛のボーカルと兄である阿久津健太郎のハモリが見事なハーモニーを奏でていて、かなり心地良かったです。

ZEROの爽快感は絶妙でハイカラの男性ボーカルのデス声とは雲泥の差です。まぁ、プログレッシヴ・ハードポップとは方向性は全く違いますが、歌唱力だけでも向上させて彼らを超えて欲しいものです。といっても声質の悪さは修正できないですけどね。いや、あの無茶苦茶な英語の発音を、勢いだけで貫き通す洗脳術は誰にも真似できないです。オレ達は完全無欠!意味不明なラップは魂で感じ取れ!…みたいなノリは、ある意味パワーがあって新鮮ですね。今後も要注目です。


HOME】 【MENU