公開日 | 2002年6月1日 | 評価 | 9 |
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配給会社 | クロックワークス、ギャガ=ヒューマックス | 製作国 | 香港 |
ジャンル | アクション・コメディ | 上映時間 | 112分 |
監督・脚本 | チャウ・シンチー |
配役/出演 | 説明 |
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シン (チャウ・シンチー) |
本作品の主人公。ブルースリーに似たスーパーヒーロー。 少林拳の達人で強靭な脚が武器。 |
ムイ (ヴィッキー・チャオ) |
太極拳の達人で饅頭屋で働く娘。 自分をかまってくれるシンに次第に惹かれていく。 |
ファン (ン・マンタ) |
元サッカー界のスター選手。ハンの罠に嵌り雑用係に落ちぶれていたが、シンを誘って少林チームの監督になる。 |
ハン (パトリック・ツェー) |
サッカー界を牛耳るの悪の首領。 最強のデビルチームを率いる。 |
[内容] 元サッカー界のエースだったファンも今や雑用係に落ちぶれていた。しかし、偶然目にした少林拳の達人シンの驚くべき脚力に驚愕する。サッカーへの情熱を取り戻したファンはシンへサッカーを教えることになる。サッカーを通じて少林拳を普及させようと考えたシンは、兄弟弟子を誘って最強のチームを結成する。シンの“鉄鋼の脚”を武器に怒濤の勢いで勝ち進む少林チームは、遂に宿敵デビルチームと対決することになる。果たしてその結果は如何に…。 [感想] 笑いの秘孔に「北斗の拳のケンシロウ」の奥義である百烈拳を喰らったぐらいの破壊力。 あたたたた…ひでぶ〜!! 俺は雑魚キャラか?(爆) ワハハハ…。映画でこれだけ自然に爆笑できたのは久しぶりだね。 これは、笑いに飢えていた私の心に衝撃を与えたスーパーアクションコメディです。 最後はスッキリ爽快な気分になれて大満足でした。これはお金を払う価値あります。 とにかく笑いたい方は、騙されたと思って是非見て欲しい作品です。 この映画に凝ったストーリーを期待してはいけません。何と言ってもお笑いコメディですから、とにかく腹の底から笑いましょう。難しく考えずとも純粋に映像を観ているだけで笑えるんですから、こんなお手軽な作品は滅多に無いですよ。 アクションはブルースリーを意識しているかと思いますが、本格的な拳法と言うよりはジャッキー・チェンに近いノリです。カンフー映画に笑えるコメディーをミックスしたことにより、究極の一品に仕上がっています。このギャグセンスは最高でしたね。日本でもこんなノリのいい映画を作って欲しいものです。 でも、普通のカンフーじゃなく超人的な力を発揮できるところは漫画の世界ですね。 シュートの風圧が周りの人の服をもぎ取るし、サッカーボールが壁にめり込むんだりと何でも有りです。その驚異的な威力は「キャプテン翼」も真っ青でしょう。 キーパーと一対一の対決では「翼」と「若島津」のシーンを思い出しました。 もう、「ドラゴンボールの悟空」がスーパーサイヤ人化した時ぐらいの衝撃度です。 この超人的ヒーローと融合したバカ・バカ・バカミックスがこの作品の持ち味ですが、他のサブキャラも面白すぎ!! デブ、ハゲてんこもりの個性的なキャラクター達。どうやってこれだけ笑えるキャラを集めたんだ? 究極の必殺技「卵キス」「火星人ネタ」「バナナの皮ネタ」「ムイのミラクル変身肩パット」には笑いっぱなしでした。 この作品では、実写では不可能なスーパープレイをCGを駆使して可能にしていました。特に最後の弾丸シュートを放つスーパープレイなんかは凄かった。ムイの華麗な太極拳を駆使したセービングもビューティフル。 監督で主演の「チャウ・シンチー」は香港では、かなり有名なスターみたいですね。(汗) 笑いを武器にハリウッドを超える映画を完成させたその手腕はお見事と言いたいです。 W杯に合わせたタイムリーな映画だけど、W杯より確実に楽しいかも。(ぉ でも、シンとムイのラブストーリーは、もう少し精細に描いて欲しかったな。 とにかく笑える映画って最高!! +++update:2002/06/08+++ |