ブランド | Nitro+ | 評価 | 9 |
ジャンル | スーパーロボットADV | 発売日 | 2003/04/25 |
動作OS | Win98/2000/Me/XP | 価格 | 8800円 |
HDD容量 | 800MB以上(フル:約1.3GB) | メディア | CD-ROM×3 |
原画 | NiΘ | BGM | PCM |
シナリオ | 鋼屋ジン | 音声 | 一部有り |
その他 | CG・ムービー鑑賞、Hシーン回想 | プレイ時間 | 約45時間 |
備考 | DL販売 『ギュッと!』 |
◆購入の経緯 |
ニトロの新作でロボ物とくれば問答無用で突撃あるのみです。勿論、燃えに期待。 |
◆突撃結果 |
高濃度な燃えの破壊力は相変わらず凄まじいものがありますな。音楽と一体化したアニメで完全燃焼必至。ニトロの弱点だったエロもある程度克服した模様。前作「ハローワールド」で学習した「萌え」が盛り込まれていたのは新鮮な驚き。圧倒的ボリュームが売りのロボット超大作ここに降臨。(゜ワ゜ノ |
◆あらすじ |
アーカムシティの食い詰め探偵「大十字九郎」の元に転がり込んだ魔導書探索の依頼。法外な報酬につられて引き受けた九郎は、捜査の過程で謎の少女アルと巡り会う。彼女こそは稀代の魔導書「アル・アジフ」に宿る精霊だった。そんな二人に迫る魔導組織「ブラックロッジ」の魔手。アルによって超人の力を得た九郎は、望むと望まざるに拘わらず邪悪との闘争に巻き込まれていく。そして運命が二人を正義の刃へと導く時、アーカムシティの地下深くから巨大なロボットが覚醒する。その名はデモンベイン。闇を断つ無垢なる剣!……いま全宇宙の命運を賭けて壮大な闘争が幕を開ける。 |
◆シナリオ |
「九郎」が「アル」と一緒に巨大ロボ「デモンベイン」を操縦して悪を根絶するヒーローもの。お約束通り、実戦経験を積みながら必殺技を覚えて徐々に強くなっていきます。全15章構成で驚愕のテキストボリュームですが、冗長な文章が多くて結構読むのに時間がかかりました。 輪廻転生も絡んできますが特に巧妙な伏線は無く荒削りなところも多く、流石に虚淵さんと比べるとテキストセンスは劣りますね。でも、ダークな世界観の中に独自のぶっ壊れテキストが融合して結構良い味出してました。シナリオは悪くないだけに、もっと的確かつ簡潔に書いて頂けるとスラスラ読めたと思うのですが…。(汗) ギターで操作する破壊ロボが登場した時は、ヴェドゴニアそのままじゃんって思ったり、お約束の展開でピンチを切り抜けるところは笑いながらプレイしていたのですが、後半の息を呑む絶体絶命の危機と白熱する戦闘シーンから、最終決戦にかけての怒涛の燃えはニトロパワー炸裂って感じでアドレナリンの大量放出必至。 神、魔術師、人間の関係等が分かり難く脳内保管を強いられますが、各エンディングを見るごとに謎が解明されていくのは楽しいですし、クリア後も爽快で感傷に浸るのも心地良いです。九郎とアルの絡み等、日常会話も結構面白いッス。 |
◆システム |
まず、ゲーム開始時のディスクチェックは遅いのでウザイです。基本的な機能は揃っているのですが、共通ルートが多いのに既読スキップが上手く機能しない箇所が多々あってイライラしました。あまり使い勝手が良いと言えませんね。スキップ速度はCGの描画をしないように設定出来るのでかなり高速ですが、どうせなら瞬時に選択肢まで飛べるようにして欲しかったです。バックログで音声が再生出来ないのと音楽鑑賞モードが無いのは残念です。 会話シーンでは立ち絵とは別に顔アイコンが表示されます。メッセージウインドウが立ち絵の上に移動するのは新鮮だけど、キャラが3人以上表示されていると見難い諸刃の剣かも。無理せずに文章の前にキャラ名を表示させても良かったんじゃないかな。 |
◆グラフィック |
イベントCGは鑑賞モードによるとパターン違いを含めて全869枚と豊富。パターン違いを除いても枚数的には問題無いレベルでしょう。やはり戦闘シーンのCGが圧倒的に多いです。全体的に画面が暗めでロボや建物の形が分かり難いのが残念ですが、ホラー色の強い絵はかなり綺麗に描かれています。この暗さはそんなに精細に描かなくても目立たない利点がありますな。(ぉ OPムービーは主題歌とマッチしていて良い出来だと思います。 つーか、かっこ良すぎ。これを見た時点で良作だと確信しました。 戦闘時のアニメは荒さが目立ちますが燃えを増幅するパワーとしては十分でしょう。かなり気合い入ってますね。ロボットOVAと似た雰囲気が伝わってエロゲーではかなり新鮮。特にレムリアインパクト発射時に姫さんがナーカルコードを送信するシーンは、めっちゃかっこいいです。同時にディスプレイに向かって必殺技を連呼すると快感が増大します。(爆) デモンベインは3Dっぽく描かれていて最初違和感があったけど慣れれば大丈夫。 必殺技や変身シーン以外の戦闘シーンは静止画で表現されているのですが、やはり上手いですね。きっちり燃えるツボを押さえてます。奇妙なロボットがぞろぞろ出てくるのは見ていて楽しいです。 背景は夜のシーンが多くとにかくダーク。ホラー映画っぽいゾクゾクした雰囲気がゲームにマッチしています。古代中世を彷彿させる建築物等もよく見ると精細に描かれていて良い感じです。 「九郎」が戦闘モード(マギウススタイル)に変身すると、「アル」も人形みたいなコミカルなチビキャラ表示に変わるところは面白い。ぶっ壊れた「ドクター・ウエスト」の顔も笑えました。「メタトロン」のTバックは美味しいし、ビームサーベルはかっこいいのですが、顔がハ虫類っぽくて気色悪いッス。(汗) 敵キャラのデザインもバラエティ豊かで飽きません。 |
◆サウンド |
OPテーマ「HOLY WORLD」は男性ボーカルを起用してめっちゃ渋く仕上がってます。どこか影山ヒロノブ風味な感じもしますが、静かな始まりから後半にかけての怒涛の盛り上がりは、ヒーロー物特有のスピード感と爽快感を味わえます。 戦闘シーンのBGMは必見ですな。もう燃えまくり。映画で使用されるような壮大で重厚なギター中心のホラーサウンドが痺れるぜ! 心臓の音等、おどろおどろしい音が恐怖の世界を醸し出しています。銃声や爆発音等の効果音も迫力があって物語を更に盛り上げていました。出来れば最高音質のCD−DAで収録して欲しかったです。 音声は中途半端で急に消えたりするので結構違和感ありましたね。出来ればフルヴォイスにして欲しかった。やっぱ、制作費の関係でしょうか。まぁ、プレイ時間を考えるとこれで良かったような気もしますが…。声優さんの演技は問題ないレベルです。特に必殺技を繰り出す時の叫びは燃えます。 |
◆Hシーン |
一体何があったのでしょう? エロはおまけ程度だった今までのニトロでは考えられない濃度なんですけど…。まぁ、普通の純愛系より多少濃ゆいかなってレベルですが、やっと18禁で出す意味が出来たのではないでしょうか。シチュも貧乳、巨乳、触手、ぱんちゅ半ずらし、はみケツ等、なかなかバラエティ豊かです。特に触手の絵は良かった。しかし綾波レイ風味な「エセルドレーダ」のエロシーンが少ないッス。アルたんのブルマ萌え〜♪ つーか何故いきなり体操服?(爆) 汁描写はありますがチュパ音は有ったり無かったり。せめてHシーンだけはフルヴォイスにして欲しかったです。ライカの喘ぎ声はわざとらしい気もするけど結構熱演してました。しかし、あの九郎のペ○スはデカすぎるっしょ。流石、変態じゃな。(((((;゚д゚))))) テキストは冗長でクドイです。かと言ってエロエロでも無いので飽き易いかも。まぁ、絵と声だけで我慢しましょう。(ぉぃ |
◆キャラ ( )内の数値は萌え度 |
遂にロリに目覚めたのか?ニトロさん。お気に入りはアルたん。 「九郎」は渋いと言うよりEVEの小次郎を彷彿させる典型的なぶっ壊れキャラ。(汗) サブキャラではキチガイこと「ドクター・ウエスト」のボケっぷりが良かった。 でも、博士の破壊ロボは弱いロボ。「エルザ」も攻略したかったロボ。(^^; 執事の「ウィンフィールド」も渋い味出してたね。 ■アル (70%) 九郎のパートナー。ロリチックな容姿とは裏腹に我が道を行く古本娘。 ちっちゃいのは良いことです。アルたん(´Д`;ハァハァ♪(爆) ■瑠璃 (70%) 覇道財閥の総帥を務める少女。九郎に「姫さん」と呼ばれる。 ロリロリな顔とアンバランスな成熟した身体を装備。シマパン(・∀・)イイ! ■ライカ (65%) 街の片隅の教会で孤児院を営むシスター。九郎の保護者的存在。 眼鏡で大人っぽく見えるけど取ったら結構イイ。爆乳兵器キタ━━(・∀・)━━!! |
◆総評 |
とにかく長かったけど燃えまくりで十分楽しめました。エンディングでは感動して血涙でましたね。(爆) ヴェドゴニアのギャグ版って感じもするけど、神話や宇宙を舞台にした壮大な世界観の完成度は高いです。純愛系のエロゲーに飽きた方やロボ好きな方にお勧め出来る良質な燃えゲー。 (Javaを無効にしていると表示できません) +++update:2003/05/19+++ |
シナリオ | システム | CG | 音楽 | 萌え | エロ | ロリ | 燃え |
---|---|---|---|---|---|---|---|
80 | 75 | 90 | 85 | 70 | 65 | 70 | 90 |