メーカー | SILKY'S | 評価 | 8 |
動作OS | WIN95/98/ME/2000/XP | HDD容量 | 830MB以上 |
ジャンル | マップ移動型純愛ストーリーAVG | 発売日 | 2002/02/22 |
メディア | CD-ROM×3 | 価格 | 8800円 |
★★★ 感想 ★★★ |
ん〜、泣きは前作の方が上ですね。まあ、今回も感動しましたが・・・ 前作をPLAYしていない人は、かなり泣けるのでは? |
◆あらすじ |
今は亡き母が生まれ育った、雪の降る町の教会で暮らすことになった主人公「進矢」。 その、父と母が出会い結ばれた異国の地で、様々な女のコと出会い、そして生涯、 忘れられない想いでを築いてゆく。果たして彼の前に天使が舞い降りるのだろうか…。 |
◆シナリオ |
前作程の強烈な衝撃は感じられませんでした。確かにいい話なんですが、泣くまではいきません。これは、前作で免疫が出来た結果なのかもしれませんが・・・この様なストーリー性重視のゲームでは、音楽の相乗効果が欠かせません。何故なら、前作のクライマックスでは、自然に涙が出てきたのですが、この作品ではそこまでいかなかったです。シナリオの出来は良くても、このプラスアルファの要素で劣っているのかなと言う気がしました。 あと、展開が読めてしまって面白さが半減してしまう傾向が有りました。 次の作品は、最後まで展開が読めない意外性のあるシナリオに期待したいところです。 |
◆システム |
前作と比べて格段に進化していて、特に問題は無かったです。 基本的にマップ移動画面から場所を選択して、ストーリを進めていきます。 マップ上にキャラクターの顔が表示されるので攻略しやすいです。 単純に攻略対象の女の子達と会話して好感度を上げていけばクリアできます。 セーブは随時可能です。読み返し機能も有り、音声も再生してくれます。 スキップは既読判定有りで選択肢の後も継続してくれます。 なにげに、音楽鑑賞モードが追加されていたのが嬉しかった。 あと、今回もアルバム鑑賞モードが有ります。 これは、ゲームをクリアしてから是非見て欲しいです。感動を再確認出来ます。 |
◆グラフィック |
素晴らしい。今回も光と影の使い方が絶妙です。前作では、田舎ののどかな風景がゲームとマッチしていましたが、この作品では、雪の風景に町が綺麗に溶け込んでいます。かなり細かい部分まで丁寧に描かれているように思いました。 原画は、いつも通り、竹井正樹さんです。キャラデザは前作より数段かわいくなっています。竹井さんの絵は、前作で慣れていたので違和感はなかったです。 各キャラの立ち絵のパターンも豊富で、顔の表情もコロコロ変わるので面白いです。 CG枚数は、CGモードに出てくる分だけでも169枚有りました。一部のCGには数パターン用意されているものも有ったので、実際にはもっと多いですが・・・。 |
◆サウンド |
CD−DAで31曲です。どの曲も短いですが、賑やかで明るい感じの曲が多いです。 個人的には、かなりいい曲が揃っていると思います。 一番のお気に入りは、「すれ違い」です。壮大で幻想的な曲で田舎の風景を彷彿させる音色でした。「ゆびきり」、「ほほえみ」、エンディングで流れる「時を刻んで」も良かったです。 クライマックスで流れる挿入歌の「仮面の笑顔」ですが、かなり悲しい歌です。ちょっと暗すぎた感じを受けたので、前作の「Desire」並みの、インパクトは無かった様に思います。何故か、この曲を連続で使いすぎていた様に感じました。 クライマックスで1回だけ使用した方が、より強烈な印象を記憶に残す事が出来たのではないでしょうか。もちろん、いい曲なんですけど。 あと、毎度のこと、CVは上手でした。 |
◆Hシーン |
今回は局部にちゃんとモザイクが有りますよ。前作よりは濃くなったかと・・・(笑) 声優さんの演技がかなり上手です。喘ぎ方なんかがパワーアップしていたような・・・ まあ、最後に一回きりのお約束のパターンですが、枚数は多くなっていた気がします。 このゲームも、Hシーンはそれほど重要だと思わないので、これでOKです。 |
◆キャラ紹介(括弧内の数値は萌え度) |
お気に入りキャラは「鈴葉」かな。萌え萌えだし… ■雪柳 ゆず (75%) 主人公と一緒に教会で生活している少女。オルガンが得意。素直でおとなしい性格。 感情を露にするのが苦手。カレーライスが「バリバリ」らしい。 この娘、同級生2の「唯」と良く似てるね。 BADエンドは痛かった。(涙) ゆず人形がほすぃよ〜。ぶにぶにしたい…(ぉぃ ■春原 鈴葉 (85%) 喫茶店で働いている少女。明るくしっかりした性格で皆に慕われている。 ちっちゃいです。萌え声です。笑顔がプリチーです。(笑) 萌え〜〜!! このゲームでNO.1の萌えキャラ! 前作の「メイ」も良かったですが、やっぱ、北都南さんの声はいいでふ。 ■眞樹村 魔緒 (65%) 弓で占いをする少女。静かでいつも落ち着いたボケをかましてくれる。 森の洞窟で生活している。かっこいい女性って感じかな。 このエンディングも痛かった。(w。 ■楢原 成実 (80%) 病弱なので診療所に入院しているが、いつも前向きで明るい少女。 クマ語が得意。(笑) 「うなぁ〜〜〜」ってクマ語かな? ぐふっ、鈴葉に次ぐ萌えキャラじゃ〜!!(爆) ■榧場かずら (75%) 気の強いお嬢様。体が悪く、田舎の町に静養に来ている。 怒った時の顔が、かわいいんだな。 主人公を下僕扱いですか? 悪い子は灸するよ。(笑) ■東木 茜 (70%) この町に流れてきたやんちゃ娘。喫茶店で働くことになる。 おにぎりを売り歩く、おにぎり少女。 こんな突っ込み易いキャラも面白いッス。 ■苺 (80%) 野生的本能を持つ少女。その運動能力は常人を超越し、猫みたいに飛び回る。(笑) ボロ着と髪についた鈴がトレードマーク。 天真爛漫なところが不思議と萌えちゃった。 苺狩り〜♪(なじょ) |
◆総評 |
PLAY時間は、結構長かったです。サブキャラ達が今回もいい味だしていました。 相変わらず、BADエンドは痛かったよ〜。(涙) 全体的に良い出来なんですが、もう少し変わったスパイスが欲しかったかな。 シリーズ物の場合、前作と類似したパターンでは厳しいものが有るのは確かです。 システム、CG、音楽共に素晴らしいだけに、綺麗にまとめた優等生って感じがします。 次回は、その壁をぶち破ってくれることを期待しています。 前作では、最後に強力な爆弾が用意してあったのですが、今回は、ピンポイント爆弾を細めに使用している感じがしました。と言う訳で、瞬間的な破壊力では前作より劣ります。 でも、茂美爆弾だけは勘弁してくれよ〜。(T.T) 今回も死と言う重いテーマを扱っていてシンミリしてしまったので、次は心を癒すためにお笑い系のゲームをやりたいところです。(それで癒せるんか?) まあ、今回も良作で良かったなって事で終わりにします。 (Javaを無効にしていると表示できません) +++update:2002/03/26+++ |
シナリオ | システム | CG | 音楽 | H | 萌え | 泣き |
---|---|---|---|---|---|---|
80 | 85 | 90 | 90 | 65 | 80 | 80 |