ブランド | ライアーソフト | 評価 | 7 |
ジャンル | 耽美推理ADV | 動作OS | Win95/98/Me |
発売日 | 2001/05/18 | 価格 | 8800円 |
HDD容量 | 最低200MB、最大600MB以上 | メディア | CD-ROM×2 |
原画 | K.TEN | BGM | CD-DA |
シナリオ | 高尾登山、星空めてお、睦月たたら | 音声 | 一部有り |
モード | CG,音楽、シーン鑑賞 | プレイ時間 | 約16時間 |
備考 | 同人ソフト DL販売 『ギュッと!』 |
◆はじめに |
シリアスっぽい推理モノみたいなんで突撃しました。 |
◆突撃結果 |
ベルサイユのばら、レズの王子様スペシャル……_| ̄|○ 本格的な推理モノと言うより、愛しい子猫ちゃんとの援交ラブコメ?<マテ |
◆あらすじ |
男子禁制の巨大船上学園「H・B・ポーラースター」で、次々と少女達が襲われる事件が発生した。人呼んでレズの王子様「杏里・アンリエット」は、日頃から「ボクの愛しい子猫ちゃん」と称する恋人たちと、熱烈な愛の日々をおくる問題児。学園はその杏里を犯人と決めつけ、退学処分を宣告した。もし、三週間以内に真犯人を見つけられなければ、本当に船を降りなければならない。親友の大天才「天京院 鼎」の協力を得て、杏里は真相の究明へと乗り出した。 |
◆シナリオ |
連続レイプ事件の容疑者にされた主人公の「杏里」が、自らの潔白を証明する為に真犯人を探し出す推理風味な純愛物語。猶予期間は三週間。その間に情報の収集や検証を行いながら真犯人を推理していきます。でも、シリアスと言うよりどちらかと言うとコメディっぽいです。子猫ちゃんに協力して貰いながら手掛かりを集めて、犯人を追い込んだり、終盤にきっちり山場が用意されてたりと、読ませる場面も盛り込まれているので結構楽しめました。 レズゲーだけあって登場するのは主人公を含め全部女性キャラで、まさに女だらけのレズ天国。ラブコメ重視なんで、愛しの子猫ちゃん達を臭くて綺麗な会話で虜にしながらイチャイチャするのがメインです。豪華客船の上に学園を建てて女だらけの楽園を作ってしまう無茶苦茶な設定にも驚きました。しかも、プールやゴルフ場完備って、どんな船やねん!! いやはや、これぞエロゲーマジックです。 女性キャラが主人公のエロゲーって珍しいですね。でも、主人公の一人称が「ボク」と普段は男性っぽく振舞っているので、普通の純愛モノと同様に違和感なく遊べました。でも、犯人が簡単に予想出来てしまうのは残念。もうちょっと凝って欲しかったです。 |
◆システム |
移動マップと選択肢によって進行するADV。最初に三人のヒロインの中から護衛するキャラを選択します。その後、その選んだヒロインのシナリオが始まります。移動マップ画面では、フラワーアイコンが表示されるんですが、これだけでは一目見て目当てのキャラの場所が分かりません。カーソルをアイコンに合わせるとキャラの名前が表示されますが、ちょっと不便です。 既読スキップ機能はあるみたいですが、何故か既読部分をスキップしてくれない。(汗 未読も飛ばす設定にすると選択肢まで瞬時に飛ぶシーンスキップが可能になるので便利です。CTRLキーでの強制スキップも高速。マウスホイール対応の読み返し機能も有りますが音声再生不可。音楽鑑賞モードは1クリックで再生されないのでちょっと使い難かったな。 |
◆グラフィック |
鑑賞モードによるとイベントCGは70枚。これはパターン違いも何枚か含んでます。枚数はちょっと少ないように感じますが、イベントCG、3Dっぽい背景CG共に綺麗で特に問題無いです。 キャラデザは癖のある絵柄で、キャラごとにきっちり描き分けが出来ているのは良いです。身体にピチピチにフィットした個性的なコスチュームもいい感じ。でも、萌えって感じじゃないですね。立ち絵の表情も結構変化するし、キャラを横スクロールさせたりして飽きさせないように工夫されています。ギャンブラー少女「ニコル」と連動して飼い犬の「コローネ」の表情がコロコロ変化するのも面白いです。 OPムービーは、ドットは粗いけどあの校歌と絶妙にマッチ。途中で主人公の解説が入るのも笑えます。 |
◆サウンド |
全16曲。その内ボーカル入りは1曲。穏やかなものからドタバタ系までバラエティ豊かです。どの曲も音質はかなり良く生演奏みたいに聴こえて響きが心地良いです。特筆すべきは主題歌で校歌の「舷窓の乙女達」でしょ。これ覚えやすいし綺麗な声が不思議と耳に残るので笑えます。ご丁寧に2番まであるし…。破壊力では日本ブレ○ク工業の社歌なんか超越した出来かと。(笑 BGMでは、陵辱シーンとかシリアスな場面で使われる曲が、かっこよくてお気に入り。音声はかなり良い感じです。特に主人公はシンクロ率高いです。とにかく宝塚歌劇団を彷彿させる声質と、独特の言い回しは笑えます。この主人公の喋り方を聞いてると、ルパン三世カリオストロの城のクライマックスでのルパンの名台詞を思い出します。まさに、あのオーバーアクションと臭い台詞回しのテンションそのままって感じ。 あと、Hシーン以外はフルボイスじゃないので、急に音声無しでの進行に切り替わってちと違和感ありました。 |
◆Hシーン |
基本的に主人公主導のイチャイチャしたレズシーンです。濃度は純愛系標準レベル。女の子同士と言うのも多少影響しているのか美的で綺麗なシーンが多いです。純愛系特有の優しい囁きから言葉攻めへと展開し、クンニ等の舐め技と指辱、局部を重ねての擦りあい、主人公とヒロインのW喘ぎ声の乱舞でフィニッシュって感じです。まぁ、中には卑猥な道具を使った陵辱シーン等、淫らな感じのものも多少混ざっていますが、もっと鞭とかアイテムとか使いまくってお仕置きして欲しかったな。(ぇ 主人公は真性の女好きですから、美男子役になりきって自分で解説しながら盛り上げていくパターンが多いです。ヒロインに対しては「ほら、見てごらん♪」とか優しい?言葉を垂れ流す感じ。(笑) それとヒロイン以外のサブキャラ(子猫ちゃん達)とのHシーンも結構ありました。やっぱ、あの壊れっぷりは喘ぎ声の上手さが光ってました。それと、「コー」のツルツルおこちゃまオパーイは好感度センサーが反応するでしょう。(爆 |
◆キャラ ( )内の数値は萌え度 |
お気に入りは「ソヨン」かな。あの髪型は新鮮。何気に登場キャラ多いです。 西欧の雰囲気が漂うキャラ達ですが、個性的なキャラが揃っていますね。 でも、ロ○キャラ「コー」の出番は、もっと欲しかったな。(爆) ウェルズの糞ババァはムカつく。邪魔すんなや!(-_-#)ピクピク ■杏里・アンリエット CV:椎名奏子 (40%) 主人公。年下の美少女が大好物なレズビアン。舌技と指技のテクニシャン。 学園に6人の子猫ちゃんを保有する。言葉のペテン師でインパクトは一番。 ■天京院鼎 CV:関和美 (30%) 主人公の数少ない年上の友人。学園随一の頭脳を誇る。 難しいことが苦手な主人公にかわって推理してくれる。 ■ファン・ソヨン CV:草柳順子 (60%) 個性的なショートカットと笑顔が可愛いスポーツ大好き元気娘。 この娘のシナリオが一番面白かった。やっぱ萌えより燃え! ■アルマ・ハミルトン CV:原西希京 (55%) 世間知らずで能天気な天然系の御令嬢。キャラデザでは一番好み。 でも、おっとりしすぎなので、ちとインパクト弱いかも。 ■アイーシャ・スカーレット・ヤン CV:秋本良子 (50%) 他人とペースが合わず周囲から孤立したロングツインテール娘。 |
◆総評 |
本格的な推理モノを期待していたのでちょっと肩透かし。でも、あの女性視点の独特の耽美世界は新鮮に楽しめました。あの能天気な主人公のわざとらしい言葉の洪水に身を委ねられるかが、ダレずにプレイ出来るかの分岐点かも。 不満点としてはキャラデザがいまいち可愛く無く萌え度が低いことと、コメディっぽいわりに強烈なインパクトを主人公だけにしか感じなかったこと。あと、ギャグがいまいち笑えなかったのも残念。まぁ、普通と一風変わったレズコメディを楽しみたい人向けかな。 (Javaを無効にしていると表示できません) +++update:2004/02/02+++ |
シナリオ | システム | CG | 音楽 | エロ | 萌え | レズ |
---|---|---|---|---|---|---|
75 | 75 | 80 | 80 | 60 | 55 | 90 |