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ひぐらしのなく頃に
ブランド 07th Expansion 評価
ジャンル ホラーサウンドノベル 発売日 2004/08/15
動作OS Win95/98/Me/XP 価格 1500円
HDD容量 400MB以上 メディア CD-ROM
原画 竜騎士07 BGM MP3
シナリオ 竜騎士07 音声 無し
モード 音楽鑑賞 プレイ時間 約35時間
備考 全年齢対象同人ソフト  DL販売 『ギュッと!』

はじめに
本作は巷でもかなり評判の同人ソフトです。推理不能、正解率1%つう謳い文句に釣られて購入しました。推理小説スキーの名にかけて事件の真相を解明してやるぅ。

突撃結果
解読不能。熱き血潮の天才ライターが具現化したにゃり。(((((゜д゜;)))))
夜、真っ暗な中でプレイするとめっちゃ怖いッス。かなり臨場感ありまふ。

あらすじ
昭和58年初夏。田舎にある寂れた村で連続怪死事件が起こる。毎年6月の決まった日に、1人が死に、1人が消える怪奇。陰謀か。偶然か。それとも祟りか。この惨劇は不可避なのか…。

シナリオ
連続猟奇殺人事件の真相を暴く物語です。とにかく驚愕のホラーシナリオとしか言えませぬ。恐怖のどん底に誘ってくれます。もう謎だらけで頭がぶっ壊れるじょ。こんな終わり方されたら気になるよ。続編でスッキリ解明して欲しいです。もう目明し編を購入せざるを得ないでしょう。何気に商売上手やね。

オカルト的な世界を構築する技術が突出してますな。何か某宗教団体を彷彿させるものがありますのう。(汗) テキストが冗長すぎてダレそうになる時もしばしばありましたが、とにかく上手い下手は抜きにして、凍え死ぬような恐怖を読者にジワジワと感染させるウイルス的な手法に脱帽。

しかし、アフォなドタバタコメディ調のまったりした展開から、シリアス調の鬱展開に豹変するところは、良い意味で心臓に悪いですな。平凡な日常から一転して恐怖の世界へ切り替わる過程がかなりゾクゾクキマス。でも、長いゲームなので前半のまったり展開で飽きる人も多いかと思われます。何気にちょっと勿体無いですね。鳴きの竜ネタはワロタけど。

とにかく超難解でごちゃごちゃしたシナリオにどっぷり嵌りました。気が付けば長考推理モードに突入してたり。(苦笑) 恐怖の惨殺シナリオ。まさに狂気の世界やね。究極のバッドエンドを堪能できました。特に鬼隠し編のインパクトは強烈でした。精細な心理描写がどうしようもない恐怖を植えつけてくれます。

あと「祟殺し編」は完全に想定外でした。あんなの予想出来る訳ないじゃん。本作では謎は解明されませんが自分なりに推理するのは結構楽しいです。脳みそが溶けるぐらいゴチャゴチャしてますが、推理小説を読んでいるような面白さを十分に味わえました。この余韻が冷めないうちに続編の目明し編に突撃したいと思います。

システム
ツールはフリーソフトのNScripterで特に問題無し。画面全体にテキストを表示させるビジュアルノベル形式。普通のADVと違って選択肢が無い純粋なノベルだから殆どセーブ/ロードぐらいしか使わなかったです。ぶっちゃけ推理小説に背景と立ち絵と音楽を付けた感じ。ゲーム性は薄いですがこれはこれで話に集中出来て良かったかと。高速強制スキップ装備。バックログはマウスホイール対応でロード直後でも使えるのは便利。ディスクレス起動可。CG鑑賞モード無し。

グラフィック
立ち絵と背景のみ。イベントCGが皆無なのは寂しい限り…というかかなりマイナス。テキストと効果音のみであれだけの惨殺シーンを表現できるんだったら、CGが加わればもっとリアルになると思われ。OPムービーも欲しい。

背景は取り込み画像を加工したような感じ。手抜きに見えなくもないですが雰囲気は伝わるので許容範囲かと。昼から夜に変わっても同じ背景を使い回していたりと違和感を感じる場面もあります。結構、同人臭さが滲み出てますな。でも、大自然に囲まれた夏の田舎の雰囲気はイイ感じ。

立ち絵はスク水とかブルマとか体操服とか、ちゃんとツボを押さえてますね。(笑)
低頭身でギャグアニメっぽいキャラデザで、最初かなり違和感があったのですが、いつの間にか洗脳されて慣れました。ちゃんと描き分けが出来ているので馴染むのも早かったような。

つか、レナのジト目がめっちゃ怖いのですが…。(滝汗)
デフォルメお手手キター!……って、にくきゅーグローブを脱げ〜!
はぅ〜、指、太すぎっしょ。もう指フェチになりそう。(爆)
あと、ミニゲームはいまいちですた。(汗

サウンド
鑑賞モードによると全40曲。曲自体は平凡ですが癒される曲がいい感じかも。まぁ、ホラーノベルにマッチする曲を上手く揃えてあるので特に違和感は無かったですが、サウンドノベルと豪語するならもっとインパクトが欲しいところですね。

お気に入りの曲は「ひぐらしの声」かな…ってそれ効果音ちゃうん?(苦笑)
いや、実際あの鳴き声でかなり安らいだし…。この作品、鳥や虫の鳴き声やおどろおどろしい効果音は結構イイ感じです。ボーカル曲やボイスが無いのは残念。特にボイスがあればホラー映画みたいな臨場感を味わえたと思われ。

Hシーン
Hシーンは無いですが……ファンの心をくすぐる立ち絵が……
って、沙都子のすっぽんぽんキトァー! スジ肉うま〜!!(爆

キャラ  ( )内の数値は萌え度
お気に入りは梨花ちゃん。ねこみみで悩殺するのは卑怯にゃり。
お口直しにナイスバディの詩音で…(´Д`;ハァハァ
主人公は平凡で優柔不断だがヒロイン達に人気がある恋愛ゲームのお約束キャラ。何気に急に饒舌になるのは面白いのですが、鬱が入ったら典型的な自己中キャラに豹変してイライラさせられました。

竜宮 レナ[りゅうぐう れな] (65%)
主人公の同級生。かぁいいなら何でもお持ち帰り〜★
はぅ〜すぐ赤面するとこ萌え〜♪ でも怒るとツリ目に…ガクガクブルブル
神速パンチ炸裂ダメかな?ダメかな? #カナ坊の劣化Verかよ。(爆

園崎 魅音[そのざき みおん] (60%)
主人公の上級生。おじさんモードのとぼけたタコさん顔がオモロイ。
普段はハイテンションキャラやけど、純情モードになったら萌えるにょ。
でも、そのホルスターは何? 何気に拳銃持ち歩いてるっしょ。(汗

北条 沙都子[ほうじょう さとこ] (60%)
タカビーなガキンチョでトラップの鬼。強がって泣いた時のお顔が萌え〜。
ちょっと背伸びしたいお年頃。初々しい仕種がツボに嵌りました。
何かMilkywayの「恋水」チビッコVerって感じ。

古手 梨花[ふるで りか] (65%)
落ち着いたロリロリな巫女さん。自分のことをボクと言う。
梨花タン必殺の涙目攻撃炸裂。寂しそうなお目目で萌え殺されたよ〜…orz
みぃー♪ 圭一はボクに洗脳されてメロメロなのです。にぱ〜☆

総評
長いです。中だるみもあります。それでもシナリオに関しては文句無しに凄いです。もはやこの恐怖はライターさんの独壇場かと。あとはショボイCGと貧弱なサウンドを強化して貰えれば、超良作認定は確実じゃないかと。でも、シリアスな事件とハチャメチャでぶっ壊れた日常のギャップが激しすぎて、かなり違和感を感じました。これも痛いバッドEND好きなライターさんの狙い通りなんでしょうか。是非次回の新作は萌殺し編で。(笑

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ひぐらしのなく頃に

update:2005/04/09
シナリオ システム CG 音楽 萌え 狂気 恐怖
90 70 50 65 60 90 90 100

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