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ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編
ブランド 07th Expansion 評価
ジャンル ホラーサウンドノベル 発売日 2005/08/14
OS Win95/98/Me/XP 価格 1000円
HDD 500MB以上 メディア CD-ROM
原画 竜騎士07 BGM MP3
シナリオ 竜騎士07 音声 無し
モード 音楽鑑賞 プレイ時間 約10時間
備考 全年齢対象同人ソフト  DL販売 『ギュッと!』

はじめに
本作は「ひぐらしのなく頃に」の後編です。前編が未プレイだと意味不明なので注意。

突撃結果
面白い。今回も読ませるシナリオは健在。時間を忘れて嵌りました。

あらすじ
連続殺人ノベル「ひぐらしのなく頃に」、それは覚めない悪夢の物語。…だが晴れない雨はないし、覚めない悪夢だってありはしない! 今度は圭一が主人公だ!

シナリオ
狂気の世界を描いた話ですが、今回はレナたんが暴走して主人公が大活躍の巻。今までの純粋なサウンドノベルと一風変わった燃えゲーっぽいシナリオになっています。そう、パッケージの謳い文句通り、主人公が一皮剥けて漢になる物語です。仲間を信じる大切さと強固な絆を臭いセリフで熱く語ってくれちゃいます。これでもかというぐらい冗長な贖罪自虐鬱展開で泣きを誘ってるのでしょうが、そう簡単には泣きませんよ〜。
何か目に汗が…(つд⊂)ゴシゴシ <ウルウルしてるじゃねぇか

わりと説得力のある線で落ち着いたかと思いきや、またとんでもない非現実設定が急浮上して、何が何だか分からなくなって謎多すぎw。謎を垂れ流してもスッキリ解決してくれるんなら別にいいのですが、ゴチャゴチャしすぎて大丈夫かなと心配したり。何気に餌だと判っていても食いついてしまう悪魔のテキスト。先が気になって読み出したら止められない中毒性こそがこのシリーズの魅力です。

やっぱオカルト方面に逝きましたか。今回は惨劇とまではいかないですが、燃え戦闘と周到な罠や駆け引きによって、ハラハラドキドキする緊迫感を堪能したので満足。
ネタバレ反転→
何気にホラー小説「天使の囀り」や「そして粛清の扉を」のホラー要素劣化版とも思えなくもないですが、こういうストーリーは嵌りますね。主人公やレナの狂気は妄想で錯乱していただけなのか、人外が作り出した異物による作用なのか…。まだまだ謎が解けませぬ。まぁ、これだけ同じテキストを読まされると、ループものというのは予想できるのですが更に推理が難しくなった感じですな。今後どう転ぶのか分かりませんが、超常現象方面に進んでいくのなら、YU-NOやCROSS†CHANNELを超えるインパクトを期待します。このライターさんならきっと超えられると信じてます。

システム
ツールはNScripter。バックログとか基本的な機能は装備されているので特に問題無し。スキップは選択肢なしのノベルなので未使用。主人公とレナで交互に視点が変わるのですが、テキストが色分けされていて分かりやすいです。コンプ後にTIPSに追加される「悪魔の脚本」は見落としやすいですが、忘れずに読んでおきましょう。ちなみに私はエンディングの余韻に浸ってたら、すっかり忘れてました。(汗

グラフィック
アニメキャラっぽい立ち絵は味があって良いのですが、背景は相変わらずショボイ取り込み画像で前作の使い回しが多いです。でも、今回は初めてレナのイベントCGが追加されました。あと、新規に追加されたアニメっぽい演出がいい感じ。フェイスアップのカット絵がスクロールするだけなんですが、これが結構対決シーンを盛り上げてました。立ち絵がシルエットに変化する演出も良かったな。

サウンドノベルの趣旨と逆行しますが、ラストのバトルシーンは明らかにCG不足。テキストが良いだけに貧弱な演出が勿体無い。戦闘シーンでニトロプラス並みの燃え演出があれば最高なのに…。

サウンド
鑑賞モードによると全37曲。(目明し編で流れる曲も含む)ホラー系にマッチしたおどろおどろしい曲もさることながら、しっとりと心に沁みるピアノ曲が良いですね。相変わらず「Thanks」はのんびりした田舎の雰囲気にピッタリで和みますし、「Solitude」のもの悲しい音色もグッド。他に今回追加された「彷徨いの言葉は天に導かれ」がノリノリでかっこいいです。前作の使い回しが多いのは続編だから仕方が無いですね。

虫の鳴き声や爆発音等の効果音が臨場感があって良いです。ちょっとやかましいぐらいかも。(苦笑)

キャラ
今回は圭一とレナがメインで、他キャラはサブ扱いです。毎度のことキャラの絡みが面白いです。お馴染みのメンバーが、ふざけた部活で盛り上げてくれます。これでボイスがあればもっと盛り上がるのに…。

はぅ☆、レナの超高速ジャブお持ち帰り〜( つД`)
デレデレしてラリった表情。レナたんのかぁいいモードに萌沈。

すくみじゅウェイトレス梨花ちゃんが萌えるのですよ。(o゜▽゜)oにぱ〜☆
ヘソ出しぶるまウェイトレス魅音…(;゚∀゚)=3
メイド服ウェイトレス沙都子(゚д゚)ウマー
でも、メイドマニアの監督が一番怪しいかも。(ぉ

総評
ひぐらしファンなら迷わず突撃あるのみ。相変わらずめっちゃ読みやすいです。飽きさせないツボを押さえたシナリオは見事です。今回は圭一に燃えるぜ。仲間を救う為に命を賭けて奮闘する姿がかっこいい。あと壊れたレナたんの眼が怖すぎるw。

一応、鬼隠し編で発生した狂気の謎の解明編にはなっていますが、まだ何か裏がありそうな予感。というか更に謎は深まりました。(苦笑) 売りであるホラー殺人ノベルとしてのインパクトは前作と比べて更にパワーダウンしていますが、燃える戦闘シーンや主人公の仲間を思う熱いメッセージ等、読みどころは満載でかなり面白かったです。

今まではミステリー小説風の推理性が高い作品だったのですが、本作からは何かとんでもない方向に突入しそうです。個人的に本作は伝奇ホラーとして読んでましたから、推理要素が薄れても話が面白ければOKです。もう、ここまで嵌ると全話コンプするしかないでしょう。遂に第6話まで明かされましたが、もう真相が気になって気になって…。全ての評価は最終話にかかっているかと。ここまでゴチャゴチャにしてくれたのなら、更にぶっ飛んだ展開に期待します。きっとまた作者の掌の上で踊らされるんだろうな。

本作は第5話と第6話が収録されて1000円ですが、ちょっと前に第5話「目明し編」を1000円で買った私はアフォですか?(^^;
ぶっちゃけ価格が同じなら4話ぐらい溜まってから購入した方がお得ですね。
でも、待ちきれずに食いついてしまうのが、ひぐらし中毒。(苦笑)
何気に1話づつ500円で単品販売してくれる方が有り難いのですが…。

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ひぐらしのなく頃に解 罪滅し編

update:2005/08/23
シナリオ システム CG 音楽 萌え 燃え 狂気
90 70 45 75 30 70 90

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