ブランド | 07th Expansion | 評価 | 8 |
ジャンル | ホラーサウンドノベル | 発売日 | 2005/12/30 |
OS | Win95/98/Me/XP | 価格 | 1000円 |
HDD | 500MB以上 | メディア | CD-ROM |
原画 | 竜騎士07 | BGM | MP3 |
シナリオ | 竜騎士07 | 音声 | 無し |
モード | 音楽鑑賞 | プレイ時間 | 約15時間 |
備考 | 全年齢対象同人ソフト DL販売 『ギュッと!』 |
◆はじめに |
本作は「ひぐらしのなく頃に」の後編です。前編が未プレイだと意味不明なのでご注意を。 |
◆突撃結果 |
長らくひぐらしアンプルが切れていたのを誤魔化していたのですが、そろそろ幻覚症状が出てきたので投与しました。私のようなラリってる中毒患者には珠玉の1本でした。(爆) |
◆あらすじ |
連続殺人ノベル「ひぐらしのなく頃に」、それは惨劇を楽しむ悪魔たちの観劇。あなたを真相の深遠へ招待しよう。そこへ旅立てば二度と後戻りはできない。さあ、美しき惨劇を共に笑おう! |
◆シナリオ |
鬼才竜騎士07氏が生み出した至上最凶の燃えシナリオ。タイトル通り皆殺しでしたね。バッタバッタと残虐非道に殺しまくるストーリーなので心臓が弱い方はご注意を。(ぇ …って、また痛々しい幼女虐待ネタかよ。もう何度苦痛を味わわせれば気が済むんだよ。(汗) まぁ、今の時代にタイムリーなエピソードですな。特に融通が利かない児童福祉の実態を、仲間達が団結して木っ端微塵に打ち破ることで発生するカタルシスと、そこに詰め込まれた心に沁みるメッセージに感動しました。圭一の煮えたぎるアドレナリンも放出しまくり。つーか、かっこ良すぎ。前作と同様に終盤の怒涛の燃え展開は半端じゃない破壊力です。 雛見沢の真相に迫る本編で殆どの謎は解明されましたね。話の辻褄は合ってるし思ったより綺麗に収束したと思います。今までこのシリーズはホラーミステリーに近いと思っていたのですが、ここまで読破した感じではSFホラーの方がしっくりきますね。強引に奇跡とか並行世界を取り入れて運命を操作しているのですが、思ったより波状せずにまとまってます。 プレイヤーを傍観者視点に移動させることによって、今まで知られなかったイベントが見れるようになり、散りばめられたピースが繋がって真相に迫っていく過程が爽快ですね。各キャラ達が運命を変えようと足掻く様子がひしひしと伝わってきます。何より話が面白くて自然に非現実的な世界に引き込まれていきますね。以前にも言ったかもしれませんが、これだけ異質かつ面白いテキストを書けるライターさんは希少でしょう。 |
◆システム |
画面全体にテキストが表示されるビジュアルノベル。ツールはお馴染みのNScripterで特に問題無し。今回は主人公と梨花ちゃまの視点が交互に切り替わって進みます。いつも通り選択肢なしの一本道のノベルかと思いきや、2箇所だけ出てきたような気がします。あれは何だったのか意味不明です。もしや幻覚ですか?(苦笑) あと、テキストが揺れる演出は面白かったけど目が回るかも。ディスクレス起動可。バックログは使ったけどスキップは未使用。 |
◆グラフィック |
はい、同人臭がぷんぷんします。相変わらずサウンドノベルという謳い文句を盾に立ち絵主体で洗脳してます。いや、あのデフォルメされた立ち絵は結構好きだったりします。羽入とか新規に追加された立ち絵もありますが基本的に使い回しです。ぶっちゃけイベントCGは皆無に近いです。背景はいつも通りショボイ取り込み画像で前作の使い回しがメインです。 |
◆サウンド |
鑑賞モードによると全53曲。(目明し編、罪滅し編で流れる曲も含む) 今までの使い回しが殆どですが、新曲も追加されていて当初と比べてかなり良くなりましたね。しっとりと落ち着く哀愁が漂う曲と、ホラー系のおどろおどろしい曲の使い分けが上手。前にも書いた気がするけど、特に「Thanks」の和む音色と「Solitude」のせつなく悲しい音色がお気に入り。音楽鑑賞モードで、曲が流れる場面で使用されたCGが一緒に表示されるのはいいね。結構、今までのイベントを振り返って感慨に浸るのが病み付きになったり…。 |
◆キャラ |
新キャラ羽入の投入でポンコツ需要が到来して萌え度10%増量。(笑) 圭一「みんな羽入にメラ萌えじゃねぇか! メイド服着用しろや!(;´д`)」 羽入「あうあうあうあうー(//△//)」 梨花「みー☆、いたいけなボクの方がテラ萌えなのですよ! にぱー☆」 |
◆総評 |
結構長かった。予想外にボリュームがありました。相変わらず容赦の無い殺戮描写に圧巻。今までこのシリーズを読んできた方は問答無用で突貫あるのみ。思う存分ラリってください。読破後もまだ一部の謎は残されていますが、消化不良だった胃が格段にスッキリするでしょう。 このシリーズも遂に次作「祭囃し編」で完結しますが、今までの総決算として綺麗なハッピーエンドで締めくくって欲しいですね。今の心境は、やっと終焉を迎えるのかと思う安堵と、もっとこの世界に浸っていたい寂しい気持ちが入り混じって複雑です。ぶっちゃけ、この世界と一体化してラリってる状態が一番幸せなのかも。(ぇ (Javaを無効にしていると表示できません) update:2006/01/22 |
シナリオ | システム | CG | 音楽 | 萌え | 燃え | 狂気 |
---|---|---|---|---|---|---|
90 | 70 | 45 | 80 | 40 | 75 | 90 |