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恋ごころ
メーカー RAM 評価
動作OS WIN95/98/2000 HDD容量 770MB以上
ジャンル は〜とふるラブコメディAVG 発売日 2000/10/06
メディア CD-ROM×2 価格 8800円

★★★ 感想 ★★★
この作品、なんか製作期間が一年以上かかってるらしいです。丁寧に作られているなと納得できる良作でした。特に日常会話のギャグが笑えて面白かったです。

あらすじ
時は遥か昔、大陸に一人の若者がいた。
その若者は「導士」と呼ばれ、民の為に全力をつくしていた。
しかしある悲惨な出来事によって、若者は一人で出来ることの限界を知り、ある事を始める。
新しい力「導士」の育成である。

概要
オーソドックスなアドベンチャーゲームで、攻略キャラは5人です。
登場キャラが全員、主人公に絡んでくるタイプのゲームなので、会話が楽しいです。
まさに、主人公(師匠)と弟子達5人+一匹で繰り広げられる、ドタバタラブコメディ。
共同で修行生活をしている中で、主人公と弟子達の間に固い絆が芽生えていきます。
その中で、師匠と弟子双方の胸の中に秘めている想いにも次第に気付いていきます。
そして、物語の終盤を迎える頃、「恋ごころ」の意味を理解するみたいな感じです。

シナリオ
導士である主人公が弟子達と共に歩んだ修行の日々が楽しく描かれています。特にアルアル星人こと、ギャグキャラのフェイユンの存在が大きいです。このキャラのお陰で汗臭くダークな格闘列伝だけでなく、楽しい日常会話を楽しめました。全体的に話が長いので初回PLAYにかなりの時間がかかりました。

2回目以降は共通シナリオが多い為にスキップを多用することになり、なんか作業してるみたいでかなりダレました。スキップ状況をひたすら見てるのって空しいです。しかも、ストーリー上で大きな違いは最後の方だけと言うのが少々残念です。でも、初回PLAYは、かなり楽しめたので満足できました。

それと、各シナリオ間での矛盾が生じていない点も良かったです。他のシナリオをPLAY後、初めて納得できた部分が有り、なかなか凝っている様に感じました。しかし、「るぅ」シナリオの輪廻で攻撃してくる展開は予想外で驚きでした。

システム
セーブはどこでも可能で、既読スキップも有ります。選択肢の後もスキップが継続される点も良かったです。でも、読み返し機能が無いのと、右クリック一発でメッセージウインドウを消去出来ないのが不便でした。おまけとして、CGと音楽鑑賞モードがありました。

グラフィック
全体的に綺麗に細かい部分まで描かれていて良かったです。道場の塗りなんか渋いっス。
キャラ絵は、「ふぇいゆん」以外は良かったです。特に「るぅ」は反則です。(´Д`;ハァハァ
立ち絵が豊富で、顔の表情の変化を見ていると面白いです。
イベントCGは約100枚程度なので標準的かな。

サウンド
WAVで全17曲です。全体的に賑やかで明るい曲が中心で、香港映画に出てきそうな曲が多いです。オープニング主題歌の「恋ごころ」は、ボーカルが上手いとは言えませんが結構好きです。BGMでは、「spiritual」が良かったです。オルゴールから始まるのですが、幻想的で壮大な音色が凄くいい感じでした。CVは特に問題なかったです。

Hシーン
あまり濃くないのですが、一部アニメーション処理されていたので新鮮でした。
テキストでウダウダ説明されるより、こっちの方が自然で気に入りました。
枚数も普通です。まあ、純愛系ですから、あまり期待しない方がいいです。
でも、「るぅ」と何故できないんだ〜!と、小一時間ほど問い詰めたい気分です。(-_-#)

キャラ紹介(括弧内の数値は萌え度)
お気に入りキャラは「るぅ」です。チビキャラだし…(笑)
  ■しゃお (70%)
  塀の上から遊びに来る悪戯好きの元気娘。他の弟子達が修行中はパンダと戯れている。
  どこからともなく遊びに来ては帰っていくので正体は謎に包まれている。
  普段は明るくバカやっているが、不器用に自分の想いを隠している。
  #こう言う性格の娘、好きです。「るぅ」に次ぐ萌え度を誇ります。
  ■るぅ (80%)
  常に主人公の背後にくっついてくる、おチビさん。成り行きで弟子入りしてしまう。
  おとなしい性格で、ちょっとした事で顔を真っ赤に染める。
  人を攻撃することが出来ない性格の為、鉄壁の防御を身に付ける。
  #幼児体系はいいなり〜(ぉ) 素直で良い子です。ダントツの萌えキャラ。
  ■りりか (65%)
  いつもパンダ(非常食?)を連れている娘。強くなりたい一心で導士をめざす。
  普段はクールに見えるが実際は不器用な性格。自分を認めて貰いたい信念で
  修行を続ける。密かに自分を変えたある者への復讐に執念を燃やす。
  #正統派格闘少女。キャラデザは好きなんですが・・・
  ■しあん (60%)
  一度死んでしまったが、何者かの術によって生き返らされた娘。
  その反動で瞬時に眠る特技を身に付けている。その眠り癖を直す為に弟子入りする。
  花が大好きで良く世話をしている。おっとりした性格。
  #異色の眠り姫ですか? 意識がぶっ飛ぶの早すぎ! 私も立ったまま眠るけどね(笑)
  ■ふぇいゆん (55%)
  常にぬいぐるみを着ていて某ラーメンマンに似たお笑いキャラ。
  目がパックマンしてる謎の生命体。主人公に対して漫才のような口撃で常に絡んでくる。
  ぬいぐるみ(服)の内側には、ナイスバディが隠されているらしい。
  世の中の人の役に立ちたいと導士を目指す。
  #いったい何なんだ? ぬいぐるみを脱げ〜 目をちゃんと描いてくれ〜(笑)

総評
舞台設定の時代に相応しくないコスチュームは、ご愛嬌でしょうか? 少々違和感あります。
遠い昔の物語なのに・・・北斗の拳ネタとか出てくるし。(笑)
しかし、フェイユンの攻撃を、奥義、二指真空把で受け止めたのにはワロタ。
このゲーム、2回目以降を飽きずにPLAYできるかが鍵だと思います。

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恋ごころ

+++update:2002/03/16+++
シナリオ システム CG 音楽 萌え
75 75 85 80 70 65

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