脅迫 〜終わらない明日〜

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ブランド

アイル

評価

ジャンル

陵辱ADV

発売日

2005/10/24

HDD

500MB以上

価格

2800円

原画

リバ原あき

メディア

インターネット

シナリオ

YUZO、リバ原あき

音声

有り

モード

CG、音楽、Hシーン鑑賞

プレイ時間

約8時間

備考

DL販売 『ギュッと!』

あらすじ

生まれて初めて男性から交際を申し込まれた女子校生の“秋山明日香”。これまでにない興奮を覚えた彼女は、その夜、自慰をしてしまうのだった。後日、彼女のもとに一通の脅迫めいた手紙が届く。その手紙には、告白された男性と別れるよう書かれた脅迫文と、自慰に耽る彼女の写真が添えられていた。背筋が凍るような絶望感に苛まれながらも、彼女は自ら手紙の送り主を探そうと試みるが、その彼女の行動が周囲を巻き込んだ悲劇を巻き起こしていくことに……。

シナリオ

主人公の女子高生がオナニー中に盗撮され、それをネタに脅迫される仰天シナリオ。泥沼の運命に堕ちていくダークな陵辱が中心で、ラブラブな展開は皆無に近いです。話の内容は単純ですが、陰湿な追い詰め方による痛い陵辱イベントと、その過程がサスペンスドラマ仕立てになっていて、飽きないように工夫されています。

イベントの度に剥かれる明日香ですが、彼女はどんなに悲惨な目に遭っても希望を捨てない打たれ強さを持っています。親友や家族までもが毒牙の犠牲となり、際限なく繰り返される悲劇の連鎖。それに逃げずに立ち向かい最後まで貞操を守りきれるかがポイントになります。

どこか官能小説を彷彿させるテキストですね。まさにシリアスで痛いシーンのオンパレード。殆どが救われないバッドエンドですが、少ないながらもハッピーエンドが用意されているのは好感が持てます。単に痛いだけでなく、臭いメロドラマのように山場がきっちり用意されているのも良かったです。ただ、○○膜を破損させないことが悪夢から抜け出す条件になっているので、その代償としてア○ルが入念に開発されていくのは避けられません。(笑)

本作は女性視点で描かれた物語なので、ヒロインの内面に隠された絶望的な感情が浮き彫りにされ、男性視点とは違った臨場感を堪能できました。女性視点のエロゲーでは「アトラク=ナクア」「サフィズムの舷窓」「MOON」「終ノ空」等をプレイしましたが、それ以上にどっぷり嵌ってしまいました。

唯一の不満点は明日香の恋人である良介の役割。一連の現場に積極的に関わってくるのではなく、一歩引いた脇役みたいな感じでパッとしませんね。わざとらしい言動にも矛盾があり違和感を感じました。鬱ゲーならまだしもヌキゲーでヒーローになりきれない地味なヘタレキャラに、感情が揺さぶられることはありません。ただ、彼が活躍するとヒロインが陵辱されずに救済されてしまうので、ある意味ヘタレキャラだからこそ陵辱ゲーとして成立するのかもしれませんが…。

ヒロインの追い込み方もさまざまで、かなり美味しいエロシチュが盛り込まれています。サスペンスと言えば聞こえは良いですが、全体を通して見るとエロCGを回収する為の単純なヌキゲー展開だったりします。本作は鬼畜エロが中心なので仕方が無いのかもしれませんが、謎解き要素を加える等して一本の物語としても楽しませて欲しかったですね。

巷ではボリューム不足が指摘されていますが、個人的にヌキゲーはこれぐらいのボリュームの方が丁度いいです。ダラダラと長いシナリオより、バランス良くコンパクトに濃縮された内容の方がダレずに遊べて飽き難いと思うので…。あと、おまけのスタッフルームも面白かった。じゃがいもリバ原が笑える。

システム

今となっては珍しい「見る」「話す」等が出てくるコマンド選択式のADVですが、結構軽快に動作して快適です。ただ、選択肢表示中にしかセーブできないのは不便。これは古いゲームだから仕方ないのか…。リアルタイムでセーブできないゲームは久しぶり。セーブ・ロード画面は地味なリスト表示でちょっと寂しい。

シナリオの分岐点や進行状況を画面上のフローチャートで確認できる親切設計。これはエンディング回収に便利。しかも選択肢で困った時にアドバイスしてくれるヒントモードも装備。ただ、エンディングが30種類もあるので、必然的に選択肢総当りみたいになってしまうのが難点。でも、ストレスなくサクサク進むので特に作業的な感じはしなかったです。スキップは高速だけど既読判定無し。バックログはホイール対応だけど音声の再生不可。

何気に強引で意味不明な選択肢が多いね。オナニーシーンでは「ちょっとだけ……」1択です。話の展開上避けられないとは思うけど自慰強制ですか? この作品は殆どが強制陵辱イベントで回避不可能な場合が多いです。

グラフィック

鑑賞モードによるとイベントCGは差分を含まずに165枚。その殆どがエロCGで一枚絵。差分CGは少ないです。ちなみにメインヒロインの明日香だけで85枚使ってます。やっぱ圧倒的に優遇されてますね。鑑賞モードではCGタイトル一覧が表示されるけど結構使い難い。出来ればサムネイル表示して欲しかった。

イベントCGは目パチと口パク装備。多少絵柄に古臭さが漂うもののシチュが豊富で思ったより良い出来でした。掌で乳を揉んだり、ねっとりした舌の動きを表現した、ぷちアニメの小細工がイイ感じ。何か昔のelf作品を彷彿させますな。キャラデザはいまいち可愛くない。エロに特化してるだけに萌えは切り捨てたのか?(萎) 背景は精細に描かれて奇麗なので問題なし。

立ち絵はバリエーションが少なく表情も殆ど変化しません。何か味気なくて寂しい。もっとコロコロ変化させて感情を表現して欲しかった。密かに期待していた未来は、キャラデザがダメダメで全く萌えない。ゲンガーさんは妹キャラのイロハを理解できてない模様w。OPムービーは静止画を並べただけのショボイ仕様。

サウンド

全24曲。その内、ボーカル入りは2曲。全体的に地味な印象。ジワジワと恐怖をかきたてるホラーサスペンス風のダークな曲が多いです。特筆すべき曲はないですが作品の雰囲気とはマッチしてました。何気にMIDIで作られた曲をMP3に落とした感じで音質的にはショボいです。

ボイスは良質。明日香の萌え声は結構好き。しかもヒロインの心の中や状況説明まで肉声で解説する親切設計。男性キャラに音声が無いのは残念。女性視点が上手く機能しているのだから、言葉責め等、羞恥プレイの緊迫感を出す為にも必要でしょう。あと、シャワーが流れる音とか効果音はもっと頑張って欲しかった。鑑賞モードで歌詞が表示されるのは良かったです。

──気になった曲──
LAMENTATION」 歌:NORIKO
OPテーマ。昔の歌謡曲みたいなメロディですが、妙に暗いサスペンスに澄んだ声がマッチして、救われない雰囲気を醸し出していたのが印象的。個人的には、もうちょっとミステリアスな曲の方が好きだけど、これはこれで新鮮でした。

想いとどくまで」 歌:まゆまゆ
EDテーマ。透明感のある歌声とサックスの融合が心地良い、しっとりと落ち着いた感じの曲。

」…ハッピーエンドで流れる明るいオルゴール曲。
告白」…昔のメロドラマにマッチしそうな悲しい旋律でいい味出してる。
甘美な世界」…陵辱シーンの曲。これが流れると条件反射でアドレナリン放出。(笑)

Hシーン

ネチネチと追い込んで徐々に壊していく鬼畜な変態羞恥プレイ多数。基本は鬼畜系輪姦ですが、ピストン運動時等に小刻みに動く、しょぼいアニメが意外と効果的で結構エロいです。モザイクが濃いのは頂けないですが、ピクピク小まめに動くフェラアニメは笑える。巷に溢れる静止画のみの紙芝居エロ描写よりは臨場感出てます。分岐が多いだけに1シーンの尺は短め。実用性には疑問が残りますが私的にはダレなかったのでOK。

汁描写もまずまず。ちとグロい破瓜の血もナイスな出来です。薬物を投与したり集団で徹底的に陵辱され続けて、壊れた玩具のように成り果てたヒロイン達が痛々しいです。他にも半脱ぎコスプレHやSM拘束プレイ、複数のヒロインが絡む菊座責め等、見せ場は満載。勿論、バイブやローター等のアイテムも使用。ヒロインが泣き寝入りするレイプシーンの連続ですがビジュアル的にも楽しめました。

シチュ的には体育倉庫でエロ教師に犯られたり、電車内で痴漢にあったり、ヤクザに脅されたり、羞恥系非道イベントてんこ盛りで新鮮。桜の華もアソコに満開で奇麗でした。このエロ芸術には池坊も太刀打ちできないでしょう。(笑)

て言うか、ヤクザの親分さんよ。

あんた拳銃の使い方上手過ぎるわ。(爆)


喘ぎ声の臨場感は抜群。絶叫して昇天したりするシーンは一見の価値有り。逆にチュパ音はパワー不足。つーか、ナニを食い千切るなんて…(;´Д`)

メインヒロインの明日香は、おどおど怯えるだけの大人しいキャラ。ちとマゾ入ってるかもね。そういう意味では、Activeのエロゲー「DISCIPLINE」に通じるものを感じます。ただ、失禁や脱糞含むスカトロ系のシチュが無かったのは寂しいかな。

何気に主人公の「明日香」より、気が強いお嬢様「麗香」の方がエロいね。あの犯されても犯されても屈服しない強靭な精神力は、メインである明日香以上に光ってました。彼女のおかげでかなりシナリオの幅が広がっているかと。麗香の首輪調教も強烈。絶叫しながら堕ちていく様子は見応え十分で圧巻。つーか、どのキャラも堕ちると目がイッちゃってますね。

キャラ

お気に入りは麗香。まさか、強気のお嬢様タイプに目覚める日が来るとは…。

秋山明日香(あきやま あすか) (60%)
主人公。おとなしくおっとりした性格のグラマーな女子校生。処女なのがポイント。何者かから脅迫され凌辱地獄に突き堕されてしまう。

結城 綾(ゆうき あや) (30%)
明日香の友人でクラスメイトの眼鏡っ娘。眼鏡は顔と同化して外れないが、思い詰めると…。

青木珠美(あおき たまみ) (40%)
陸上部に所属する明日香の友人でクラスメイト。性格は明るくて快活だが、たまに暗い表情を浮かべるときが…。

鷹司麗香(たかつかさ れいか) (50%)
お金持ちで気が強いお嬢様。何気にウルトラCを連発する最強キャラ。

秋山未来(あきやま みく) (30%)
明日香の妹。おだんご頭がトレードマーク。身体は発育途上で貧乳風味。明日香の行動次第で、彼女も巻き込まれることに…。

総評

ちなみに俺は、脅迫はジャストミートさw。

つか、マジでネ申。

麗香の絶叫でタカビー属性に矯正されたさ。

ハハハ。


(リ○原あき秘蔵コメントより一部引用)

萌え要素が殆ど無いのはマイナスだけどエロサスペンスとしては良質。全体的にシリアスかつ極悪非道な鬼畜陵辱系が好きな人向けのマニアックな仕様。ボリューム的にはお手軽ヌキゲーになるんだけど、豊富なシチュエーションと丁寧な内面描写が融合して、結構細部まで作りこまれている感じ。今まで陵辱系を回避してきた私でも十分楽しめました。一度嵌ると抜け出せない、リバ原氏の常識を逸脱した犯罪的なセンスに乾杯!

(JavaScript有効時)

脅迫 〜終わらない明日〜

シナリオ

システム

CG

音楽

萌え

エロ

鬼畜

70

75

80

70

40

85

80



Update 2007/03/19  Copyright © yowamax