主人公は超美少年でお約束のようにモテまくり。キャラ立ちが良いのでコントみたいな日常会話が面白いです。デフォルメ絵をピンポイントで使用してホームドラマのような臭い演出テンコ盛りで笑えます。よくこんな美味しい設定を考えつくものですね。脳天気な妄想や寒ギャグが駄々滑りですがテンポ良く読破できる仕様は好印象です。
やっぱ、丸戸テキストは安定感ありますわ。ただ、感動シーンとかでも臭い演出を装ったオチが漏れなく付いてくるので、ちょっと涙腺が緩みかけた雰囲気をぶち壊しかねません。これは賛否両論分かれるでしょう。真面目に感情移入しすぎるとしっぺ返しを食らいます。
涼子さんのやきもち萌え。シナリオ的にはメインヒロインである涼子ママの話が一番楽しめました。イチャイチャできる萌えエロ展開が凝縮されてますからね。でも、ママといっても実際は血の繋がりの無い他人なので近親相姦はありません。悪しからずw。
選択肢で分岐するオーソドックスなADV。動作はちと重め。メッセージウインドウの横にキャラの顔が表示されて表情の変化を楽しめます。既読スキップ速度は普通。バックログはホイール対応で音声再生可。ディスクレス起動可。
イベントCGは鑑賞モードによると差分抜きで80枚。その内エッチシーンは63枚。ブラウン管テレビのように縁取りした画面が凝ってます。えびフライの挿絵とかワロタ。全体的に質は良いのですがイベントCGはちと不安定かも。微妙に崩れたものが散見されます。背景はフリーハンドの同人っぽい温もりが感じられます。あと、手に焼けどをしたら立ち絵に反映して欲しかった。窓の外の雨の演出とかも盛り上げてくれます。OPムービーは電波ソングとマッチしていい感じ。
全19曲。その内ボーカル入りが1曲。ドタバタコメディにマッチした賑やかな曲が中心。OPテーマの「わがままLove me do!」は電波ソングで、ハチャメチャな印象が本作そのもの。ボイスは個性的なキャラを見事に盛り上げていて違和感無し。特に涼子さんの甘ったるい舌足らずな声が良かった。ただ、わざとらしい笑いの効果音が頻繁に再生されるのはウザイかな。まぁ、これはOFFに設定出来るけど。
濃度は純愛萌えエロ系にしては濃いめかな。主人公は変態性欲大魔神なんで底無し。ドアップのアングルとかパワフルな構図が目立つ。ただ、ヒロインは基本的に巨乳系なので、貧乳派にはスパイスが薄いかも。ボイスは涼子さんの甘々絶叫系の喘ぎがイイね。序盤からイチャイチャしたエロシーンが多くて和ましてくれます。あと、おまけの親子丼は美味しく頂きました。(笑)
強烈な萌えは無いけど個性的で面白いね。
サブキャラだったら父親の昭が渋い味出してるよ。マイサン。
◆藤枝涼子(ふじえだりょうこ) CV:まきいづみ <70%>
妖怪並に年齢不詳の未亡人。この若さならKANONの秋子さんに対抗できる?
パニクったり、やきもちを焼くところが可愛い。何気に巨乳だったり…。
◆藤枝小雪(ふじえだこゆき) CV:韮井叶 <70%>
涼子の娘で主人公の同級生。脳天気で明るい天然ちゃん。
◆クリスティーナ・ホステトラー CV:カンザキカナリ <60%>
爆乳金髪娘。微妙にへんてこな日本語を流暢に話す。(笑)
◆菊永瑠璃(きくながるり) CV:茶谷やすら <65%>
主人公を「お兄ちゃん」と呼ぶが、実はズル賢く猫かぶった鬼畜妹。
◆秋月かおり(あきづきかおり) CV:一色ヒカル <60%>
エロ小説家でセクハラ姉ちゃん。
キャラゲーで面白かったッス。基本的にはタイトル通り「まま」と恋愛するゲームです。ママと言ってもよくある人妻モノのような淫乱なイメージは無く、ドタバタした日常を楽しむ良質なラブコメに仕上がっています。とにかくキャラ達がワイワイ騒いでホームドラマしてくれるので、ツボに嵌れば笑えるでしょう。エロシーンもそれなりに多いので萌えエロ展開も楽しめます。シナリオに期待しすぎるのは禁物ですが、お気楽に栄養補給するにはいいかも。
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