メーカー | elf | 評価 | 9 |
ジャンル | 学園青春アドベンチャー | 発売日 | 2002/09/27 |
メディア | CD-ROM×3 | 価格 | 8800円 |
動作OS | Win95/98/2000/Me/XP | HDD容量 | 1GB以上 |
原画 | ながせまゆ | BGM | PCM |
シナリオ | 井上啓二 | 音声 | 有り |
★★★ 感想 ★★★ |
手抜きの無い丁寧な作りは、さすがにエルフって感じですね。 究極の萌えキャラ「晶子」ちゃん降臨! 彼女一人だけオーラが違うぜよ。 相変わらず「せりな」譲は、美味しいところ持っていくなぁ。 少々地味なヒロイン達も、強烈な「せりな」スパイスで見事に調理。(笑) いや〜、エルフ版「あしたのジョー」面白かったです。総プレイ時間は40時間程度。 |
◆あらすじ |
久保勝は雪村雪之丞(前回の主人公)との練習中の事故により、ボクシングができない体になってしまった。彼を心配する妹の晶子、いたってマイペースな問題児、クラスメイトのあきらたちと、不完全燃焼の自分をもてあましつつも学園生活を送っていた。 そんな勝が見つけ出す新しい道とは? |
◆シナリオ |
前作「あしたの雪之丞」の時から半年後の物語。 今作は前作で消化不良気味だった「ボクシング」を堪能できる、はちゃめちゃスポコン学園コメディです。ぶっ壊れキャラ「勝」が主人公なので前作よりノリが格段にUPして日常会話が楽しいです。前作のヒロイン「春日せりな」のノリを「勝」がそのまま継承した感じですね。このウジウジしないポジティブな思考が良かったです。 ヒロイン達はそろぞれ問題を抱えているのですが、「勝」のスポコン魂&愛の力で解決してやるぜ!って感じのお話です。友人としての温かな励ましが時には辛く重圧となり気持ちのすれ違い等で、「勝」が苦悩する後半の展開が痛く心に響き感動を与えてくれます。でも、「勝」は根が一直線なだけに鬱入った時はかなり凹むのですが、立ち直りも早かったり…。まさに「ほとばしる青春」ってキャッチフレーズにピッタリ。 今回、前作でも登場した「晶子」が重要な位置をしめます。一応、彼女がメインヒロインになるのかな。それに中盤で「雪之丞」視点で進むイベントもありますから、出来れば前作をプレイしておいた方がよりストーリーを堪能できるかと思います。勿論、前作の設定も違和感なく引き継がれていますので、お馴染みの懐かしいキャラも登場します。 「勝」の妹の「晶子」は随分明るくなったなと言う印象です。最強の萌えキャラに生まれ変わっていてビックリしました。毎日「お兄ちゃん♪」なんて脳みそがとろけそうな言葉で起こしにきてくれるなんて幸せ〜♪ 「勝」の両親もほのぼのとしていてい好感度大。アットホームな家庭と確かな家族愛に包まれた環境。本当、「勝」は幸せ者だね。 |
◆システム |
誤字脱字も無かったし至れり尽くせりの親切設計で非常に良かったです。 高速既読スキップ装備。メッセージ履歴で音声再生可能。 履歴で晶子の「お兄ちゃん♪」をリフレインさせるのが日課に…。(マテ) 移動マップにキャラアイコンが表示され、そこにカーソルを移動させると簡略図が表示されてキャラがアニメします。一度選んだ選択肢の色が変化するのも便利。 ぱんちぃフェチご用達のアソコアップモードも健在でスッキリ爽快。(笑) CG・音楽鑑賞、Hシーン&エンディング再生モード有り。 |
◆グラフィック |
OPムービーの画像は多少粗いかなと思いますが無難な出来かな。 EDムービーは地味な感じがしました。 背景は隅々まで丁寧に描かれていて文句無しです。 立ち絵はエルフ伝統の目パチがあります。ウルウルした目の自然な動きもグー。 前作の流用も見受けられたりして懐かしかったですね。 イベントCGは鑑賞モードによるとパターン違いを除いて138枚あり満足。 |
◆サウンド |
全28曲。前作の流用も含めての数ですがかなり多いです。 特に、ピアノ主体の落ち着く曲が多くて良いですねぇ。 エンディングテーマはハッピーソングって感じはしますがちょっと地味かな。 音声も問題無し。バッチリキャラにマッチしています。 「せりな」のハイテンションヴォイスを再び聞けるなんて感激やわ。 ・お気に入りの曲。 Hi・Ra・Ri…明るく元気の出るOPテーマ。「勝」にピッタリだね。 時の優しさ…優しく静かに奏でられるピアノの旋律が心地よいね。 静寂の中で…悲しげなピアノの音が心に染みるよ。 日向の風景…晶子の温もりが詰まっていて落ち着くね。 |
◆Hシーン |
普通の純愛系レベルですが、もう少し萌え風味にやって欲しかったかな。 今回は陵辱プレイはなかったですが、アソコアップモードはフル活用しました。(爆) |
◆キャラ(括弧内の数値は萌え度) |
前作の最強ヒロイン「春日せりな」のインパクトが強烈だったので、今作は多少地味な感じがしますね。相変わらず絶大な存在感を誇る「せりな」は健在ですが…。(笑) 他のサブキャラも個性豊かで楽しいキャラが揃っています。特に「権造」の活躍が目立ちました。魁男塾に出てきそうな風貌と、訛った言動がめっちゃ濃ゆいし。(^^;ヾ ■水島 あきら (60%) 独自のとぼけた言動は敵に隙を作らせる為の罠なのか? いつもボケ―っとしているダレダレ女だが、勘の鋭さは天下一品。 結構珍しい食感のキャラで新鮮なだったかも。(えっ) ■久保 晶子 (90%) 「勝」のお守りが日課の世話焼き好きな妹。無敵のツインーテルじゃよ! 彼女にウルウルされたら巷に溢れる妹属性のお兄ちゃん達もイチコロさ。(笑) 「癒し萌え」って言葉を、この娘の為に捧げまする〜。(o^−^o) ■桜瀬 由美子 (70%) 病弱で大人しい正統派美少女。彼女みたいなキャラはギャルゲーに必須。 倒れたときは、じっくり丁寧に介抱してあげちゃうよ。←ダマレ ■藍川ちはる (70%) ボクシング部のマネージャー。明るく元気な性格が好感度大。 ショートカットと、ほっぺを紅く染めた時の表情が可愛いね。 さて、今日からマンツーマンで ■三枝 マキ (60%) 「勝」の元彼女で、気が強く我がままなお嬢様。 怒った時の頬を膨らませた表情が素敵。 そんな強がりなんて、俺のマグナムで粉砕してやるぜ。(マテ) |
◆総評 |
良いお話で堪能出来ました。シナリオは前作より確実に(・∀・)イイ! 今回の主人公をクールな「雪之丞」ではなく、明るい「勝」にしたのも正解でしょう。 最近のエロゲーは軟弱な主人公が増えてきているだけに新鮮かも。 ビバ!俺様至上主義! ぶっ壊れ気味の自己中キャラは学園物のデフォか? それと各キャラに熱き魂が注入されていて躍動感がありました。 笑い、涙、燃え、友情が絶妙のバランスで融合した、ほとばしる青春ここにあり! 真のエンディングも素晴らしいの一言。完全燃焼でスッキリ爽快。 晶子ちゃんのスネた顔も可愛いけど、彼女の笑顔は癒しのオアシスだね。 このゲームの生命線は晶子! 妹キャラに爽やかな風を吹き込んだ功績は絶大。 家族の温もりに浸れる正統派学園青春ADVの快作。前作が好きな方にお勧め。 (Javaを無効にしていると表示できません) +++update:2002/11/04+++ |
シナリオ | システム | CG | 音楽 | エロ | 萌え | 青春 |
---|---|---|---|---|---|---|
80 | 90 | 90 | 80 | 65 | 75 | 90 |