| ブランド | Clear | 評価 | ７ |
| ジャンル | 学園恋愛ADV | 発売日 | 2000/02/25 |
| 動作OS | Win95/98 | 価格 | 7800円 |
| HDD容量 | 200MB以上 | メディア | CD-ROM |
| 原画 | Rけん | BGM | CD-DA |
| シナリオ | 秋津環、さとぴぃ | 音声 | 無し |
| モード | ＣＧ、音楽、Ｈシーン鑑賞 | プレイ時間 | 約１０時間 |
| ◆はじめに |
| 前回はＭＯＯＮをプレイしたので、ＭＯＯＮ繋がりってことで、長い間積んであった本作を崩すことにします。と言うか、短そうなのを選んだだけだったり…。 |
| ◆突撃結果 |
| シンプルな正統派純愛物語。発売当時にプレイしていたら、また違った感想になったのかもしれませんが、こう言う内容は食傷気味なんで…。（汗 |
| ◆あらすじ |
| 大切なものを失って初めてわかる喪失感。陳腐な言葉だけど今の自分には真実だった。だから、今の時を……自分のまわりにいる人達すべてを大切にしたい。その時を迎えるまでのしばしの猶予。大切な人と一緒にいられる時間。失うものの中で失わないものを求めて……。それがあると信じられるほど自分はまだ無邪気だった。 |
| ◆シナリオ |
| 廃校間近の学園を舞台にした純愛物語。前半にお約束のドタバタ劇が展開され、後半にシリアスな展開が起こるパターンです。前半の賑やかな日常会話はテンションが高くて悪くはないのですが、ギャグや萌えにもう一押し欲しかったです。後半はヒロインごとに差別化されたストーリーになっているので飽き難いです。 ５人のヒロインによって、お約束の三角関係、スポコンドラマ、過去の傷跡と向かい合う痛いドラマ等を楽しめるのですが、どれも突出したレベルではなく地味な感じ。ゲーム期間は約３ヶ月あるのですが、淡々とした日常描写が多く強烈に印象に残るイベントも無かったので、ちょっと物足りないです。 |
| ◆システム |
| 選択肢で進行するオーソドックスなＡＤＶ。各ヒロインごとのシナリオへ分岐するのが後半なので共通ルートは結構多いです。でも、既読スキップが高速なので、ストレスを感じずにプレイ出来ました。選択肢でスキップが解除されるのと、読み返し機能が無いのは残念ですけど。 プレイ中にパソコンがハングアップして、かなり前のセーブデータに戻されてしまったのですが、強制スキップが使えなかったのは辛かったです。仕方が無いのでオートモードの文末待機時間の設定を０秒にして強制スキップの代わりに使いました。（汗 あと、メッセージウインドウにキャラの名前は表示させて欲しかった。誰が喋ってるのか迷う時があったので…。選択肢もテキストと同じウインドウ内に表示されるので、勘違いしてクリックすることが結構ありました。色を変える等して通常のテキストと区別出来るようにして欲しかったです。 |
| ◆グラフィック |
| イベントＣＧは鑑賞モードによるとパターン違いを除いて６３枚。商業作品としてはかなり少ないですね。背景が真っ暗でテキストだけで進行するパターンが結構多かったのも残念。全体的に背景、イベントＣＧ共に綺麗に描かれていて質は良いです。背景はベタ塗りではなく、３Ｄっぽいドット絵って感じでした。 立ち絵のパターンは豊富で表情も微妙に変化するので飽きないです。キャラデザも特に問題無し。赤くなった顔は可愛いです。ＯＰムービーは静止画を並べていくシンプルな作りです。アニメが主流の現在のエロゲーと比べると地味に感じますね。 |
| ◆サウンド |
| 全２２曲。特にこれが凄いって曲はありませんがゲームとマッチしていました。学園物の王道らしく、ドタバタした日常に最適な賑やかな曲や爽やかな曲を中心ですが、時々流れるしっとりした曲やオルゴール系の曲がいい味出していて、聴き心地は良いです。効果音はあまりインパクトが残らなかったし数も少ないかと。音声が無いのも萌え度に影響するだけに残念。ちなみに、お約束通り、現在はフルボイス化されたリニューアル版が発売されています。長い間積んでいるとこれが悔しかったり…。（涙 −ボーカル曲紹介− ・陽のあたる橋（歌：寺田はるひ） ＯＰテーマ。スポコンアニメソングみたいに爽やか。哀愁漂うフォーク風味なボーカルは地味なんですが、エロゲーっぽくなくて新鮮だったり。 ・映す 想い 過去（歌：寺田はるひ） ＥＤテーマ。童謡みたいなスローテンポのしっとりした曲。特徴のある声質だね。 |
| ◆Ｈシーン |
| ＣＧ枚数は２１枚。１キャラあたり４枚程。濃度は純愛系標準よりやや薄い程度。終盤に一回のみと純愛系ではお約束のパターンです。テキストは結構しっかり書かれていて綺麗なシーンに仕上がっていますが、強引にイベントを起こしてるような気もします。萌えはそんなに無いですがイチャイチャしながらの、こそばゆい会話はいい感じです。 汁描写もちゃんとありました。でも、やっぱり音声は欲しいです。テキストだけだとクリック連打してしまいます。せめてチュパ音だけでもあれば…。（汗 つか、この主人公ってエロ大王？ あそこの毛を抜くなんて鬼畜です。（爆 |
| ◆キャラ （ ）内の数値は萌え度 |
| お気に入りは汐音。叩かれるのが快感に…。＜マテ ■岡崎汐音 (70%) 主人公の幼馴染で口喧嘩相手。脳天気な娘だが妙にしおらしい時もある。 密かに想いをよせながら伝えることが出来ない初々しさがイイ。 ■氷沼悠理 (65%) 元資産家の上品な娘。ちょっとボケボケでのんびりした性格。寝坊が得意。 読書好きで何故か走るのが速い。父親の私設秘書だった沙祐璃と同居中。 ■楠 香耶 (60%) 主人公の先輩で剣道一筋の自己中なスポコン娘。ライバル対決に闘志を燃やす。 ■片瀬美姫 (65%) 主人公の後輩。いつも沈んだ雰囲気を持つ、人見知りが激しい少女。 あの悲しそうな瞳の中に衝撃の事実が…。シナリオは一番良かった。 ■奈々村沙祐璃 (50%) 隣の家に住んでいるお姉さん。現在はパートタイムで働く。 |
| ◆総評 |
| シナリオは綺麗にまとまっていますが、ありふれた内容で展開が読めてしまうので物足りなさを感じました。イベントＣＧが少ないのも残念。もう少しボリュームを増やしてアッと驚く展開を見たかったです。学園モノは巷に氾濫しているだけに、オリジナリティが欲しかったな。音楽やＣＧの質は安定していますが萌えはいまいちかも。結論としては、特筆すべき点が見付からない純愛系の佳作。 （Javaを無効にしていると表示できません）  +++update：2004/03/20+++ |
| シナリオ | システム | ＣＧ | 音楽 | エロ | 萌え |
|---|---|---|---|---|---|
| ７０ | ７０ | ７５ | ７５ | ５５ | ６５ |
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