ブランド | AbelSoftware | 評価 | 9 |
ジャンル | 大人向け本格推理ADV | 発売日 | 2004/05/28 |
動作OS | Win98/2000/Me/XP | 価格 | 8800円 |
HDD容量 | 1.3GB以上 | メディア | DVD-ROM |
原画 | CARNELIAN | BGM | PCM |
シナリオ | 音声 | 無し | |
モード | 無し | プレイ時間 | 約21時間 |
備考 | DL販売 『ギュッと!』 |
◆はじめに |
ミステリー小説は好きな方なんですが、本作は前作「不確定世界の探偵紳士」の続編で、本格推理モノってことでかなり前からチェックしていました。開発期間4年の超大作がやっと遊べるのでドキドキしながら突撃。 |
◆突撃結果 |
丁寧に練り込まれたミステリーに偽り無し。面白すぎてクリアするのが勿体無いよ。 |
◆あらすじ |
史上最年少クラスAディテクティブの主人公「八十神かおる」は、次々との難事件を解決するイギリスの名探偵だ。ある日、コナー局長から行方不明になった日本のクラスAディテクティブの消息を探る依頼を受ける。同時にアシスタントの七尾芹奈が、日本の探偵事務所へと研修に行ったきり連絡が取れなくなった原因を探ろうとするのだが…。 |
◆シナリオ |
探偵推理モノ。全部で5つの事件が起きるのですが、プロローグの事件は現在の状況説明みたいな感じのミニシナリオですから、実質は全4話構成の一本道の物語です。しかも、それぞれの話に繋がりがあります。もう、プレイ開始五分で無意識のうちに食いついて嵌りまくり。まるで催眠術にでもかけられたみたいな不思議な感覚。いや〜、こんなに熱中出来たゲームは久しぶりです。やっぱ、謎解き主体の推理モノは面白いねぇ。よくある感動物語とは一味違う中毒性がありました。 シナリオライターの名前は公開されていませんが、あの遊び心満載で独自の癖のあるテキストは菅野ひろゆき氏で間違いないでしょう。序盤からユーザーを引き込む手腕は流石ですな。読み出したら止まらない癖になる面白さ。寝不足必至のシナリオでした。推理モノですから当然ですが、なかなか先が見えないように工夫されています。絶妙にばら撒かれたヒントから謎を解いたり犯人を推理するのが超絶に楽しいです。でも、暗号解読はかなり難しかった。(汗 個性的なキャラが多くてキャラ立ちも良いですね。漫画で言うと金田一少年より名探偵コナンに近い感じかな。でも、決め台詞の「この世に悪がはびこるかぎり」ってインパクト弱いです。「じっちゃんの名にかけて」の方がイイんじゃないカナ?(ぇ しかし、やっとクリアしたと思ったら…続くって何?_| ̄|○ 各シナリオで事件は解決済だしボリューム的にも十分満足ですが、謎が残る終わり方が激しく気になります。いや、シリーズ化してくれるのは嬉しいですが、無性に続きを見たいぞっっっ!! |
◆システム |
コマンド総当り型のADVですが、工夫されていて操作性はそれ程悪くないです。プレイヤーの推理力が試される、ある程度証拠が揃うと犯人を入力出来る機能はなかなか面白いですね。早い段階で犯人を特定するとご褒美CGやイベントが追加されたりします。あと、前作であった時間制限が無くなったのは良かったです。 「見る」や「話す」等のアイコンをクリックして話を進めるのですが、クリックすると自動的に対象物にフォーカスが移動するので快適です。複数該当する場合はマウスホイールでフォーカスを別の対象物に変更出来ます。マウスを動かす手間が軽減出来てかなり便利ですね。でも、何か殆ど意味のない「揉む」や「舐める」アイコンを必ず使ってしまうのは何故? いつも期待して菅野さんの罠に引っかかる俺って…(ノД`) 移動は3Dマップで方向キーを操作して行うのですが、これがまためんどくさい。複雑なマップではないのですが、3Dだとどうも方向感覚が狂います。ワーズワースみたいなオートマッピング機能が欲しかったですね。ヌルいエロゲーみたいに単純に1クリックで移動させると、ホラーっぽい緊張感が味わえないかもしれませんが、もっと楽に移動したかった。 起動時のディスクチェックは遅いです。スキップはCtrlキーによる強制のみ。バックログのフォントは小さくて読みにくいです。セーブが移動マップ上でしか出来ないのと、セーブ数が5個しかないのは不便です。最近のエロゲーでは標準装備の鑑賞モードが無かったのも残念。 フルスクリーンモードにしても起動する度にウインドウモードに戻されるのは不便。それに、うちの環境では、フルスクリーンモードでゲームを終了させるとエラーメッセージが出て固まりました。ウインドウモードに戻して終了させることで回避したけど。(汗 |
◆グラフィック |
背景の質は一定せず結構粗い絵もあったけど、イベントCGや立ち絵は綺麗で丁寧に描かれています。キャラデザは個性的で描き分けが出来ているので問題無し。いつもの菅野作品のようなダークで濃ゆいキャラと違って、巷のエロゲーによくある萌え絵に近くなっています。まぁ、ゲームの雰囲気とはマッチして違和感は無かったから良いんじゃないかな。アンテナみたいに飛び跳ねた髪型が印象的。OPムービーはイベントCGを切り替えて表示しているだけですが、ミステリーって感じは出ています。 |
◆サウンド |
ジャズっぽい曲とかホラーっぽい曲などが多く、結構要所で使い分けて雰囲気をだしていましたが、これといって耳に残る曲は無かったな。何気にBGMより効果音の方がリアルで良かった。でも、ボーカル曲が無かったのは寂しい。キャラの絡みが楽しいだけに音声も欲しかった。多分、コンシューマー移植時に追加するんだろうけど…。 |
◆Hシーン |
全部で2回だけです。えっちCGの枚数は数えていませんが全部で10枚も無かったような気が…。テキストは丁寧ですが濃度は薄いです。えっちボイスも無く、局部もモザイク無しのツルツル描写で全くエロくない。まぁ、私はこのゲームにエロなんか求めてませんから気にしませんが、カーネリアン女史のエロに期待すると肩透かしをくらうのは確実です。噂ではエロCGの原画は別の人らしいですが…。 まぁ、Hシーンは無きに等しいですが、パンチラや下着姿のムフフシーンはそこそこありました。いや〜、かおる子が妙にお色気ムンムンでヤヴァかったです。つーか、あのキラキラ変身シーンはキューティーハニーみたいに、服が破れてスッポンポンになるべきでしょう。(爆 |
◆キャラ ( )内の数値は萌え度 |
お気に入りは「マイ」。かおる子も萌え度高いけど。(爆 変装が出来る主人公はいい味だしてるね。前作の「悪行双麻」みたいにクールな性格じゃないから、格段に会話が面白くなってるよ。あと、毒島所長はキショすぎるYO。 ■七尾芹奈 (60%) 主人公のアシスタント。クラスDディテクティブ。密かに主人公へ好意を抱く。 メインヒロインだと思って期待していたのに…。(T.T) ■南条深雪 (70%) 南条探偵事務所を開業。クラスCディテクティブ。気が強いやんちゃ娘。 EVEの「まりな」を彷彿させるね。お色気もかなりイイ感じ。(ぉ ■氷川マイ (70%) 冷徹なる殺し屋。必殺のワイヤーが炸裂…ガクガク(((((゜д゜;)))))ブルブル あの不器用に照れた時が萌え〜♪ ベッドの上で対決して欲しい。(ぇ ■舞ノ小路水陰 (60%) 悪行双麻と並ぶ、日本の誇るクラスAディテクティブ。 和服のちびっ娘。いくらさばを読んでも中学生以上はキツイでしょう。(;´д`) ■マルタ・アルゲリーチ (50%) お宝を求めて世界各地を冒険するトレジャーハンター。関西弁で喋る。 ■怪盗サファイア (50%) 大富豪ばかりを狙う女盗賊。まさか、月に変わってお仕置き…(違 ■フィーナ (40%) 謎のゴスロリ少女。一体何歳でちゅか? どう見ても小学生。(あしぇ あのドリルヘアーを武器に使われると危険でちゅ。<待て |
◆総評 |
エロとか萌え重視の人にはお勧め出来ないけど、この手に汗を握る緊張感はミステリー好きには堪らんよ。とにかく推理するのが面白くて嵌る。何か菅野シナリオの真髄を見た気がする。YU-NOやEVEには及ばないけど、DESIREや不確定世界の探偵紳士を凌駕する超良作。特に前作をプレイしなくても十分楽しめます。 同じようなミステリーでも「the Black Box」は超えたよ。<マイナーすぎ でも、完結せずに続編までおあずけなのは嬉しいやら悲しいやら…。とにかく禁断症状が出る前にミステリート2を出して欲しい。でも、次は4年も待てないよ。せめて、1年ぐらいで神のシナリオを読んでみたいw。 (Javaを無効にしていると表示できません) +++update:2004/06/03+++ |
シナリオ | システム | CG | 音楽 | エロ | 萌え | 推理 |
---|---|---|---|---|---|---|
95 | 70 | 85 | 70 | 20 | 65 | 100 |