ブランド | TESLA | 評価 | 7 |
ジャンル | 恋愛ADV | 発売日 | 2000/07/28 |
動作OS | Win95/98/2000 | 価格 | 6800円 |
HDD容量 | 230MB以上 | メディア | CD-ROM |
原画 | ぶるべら | BGM | CD-DA |
シナリオ | ココノツ | 音声 | 無し |
モード | CG、音楽、Hシーン鑑賞 | プレイ時間 | 約19時間 |
備考 | 同人ソフト DL販売 『ギュッと!』 |
◆はじめに |
最初BGMが鳴らなかったYO。修正ファイルは必ず入れましょう。(汗 |
◆突撃結果 |
まぁまぁかな。痛い話を綺麗に作った感じ。 |
◆あらすじ |
全寮制である恵聖学園の美術部に所属する主人公は、次の作品のテーマを決めかねて、ラジオで紹介された本を徹夜で読むことにした。その本で感銘を受けた彼は、それをモチーフにして作品を作ることにするのだが…。 |
◆シナリオ |
ある日、主人公の夢の中にヒロイン達が登場して、彼女達の心の奥に隠された苦悩を知ることになります。それを癒して救ってあげるのか、欲望に溺れるのかを主人公が選択することによって結末が変わる物語です。 感情を潰して現実逃避したりするサイコ系?の暗い内容ですね。いわゆる痛い話ですから、萌えは期待しない方が良いです。純愛ルートと陵辱ルートに分かれていますが、どちらもこれと言った驚きはなく地味で無難に作られている印象です。各ヒロインごとに、ラブラブな展開(ハッピーエンド)と、主人公が鬼畜化して欲望のままに陵辱する(ワーストエンド)の、2種類のエンディングを楽しめるのは良いのですが、一部のエンディングを除いて詰めが甘いですね。 プレイ期間は6日間と短いですがテキスト量が多く、現実と夢の世界を彷徨いながら、まったりと話が進むので少し中だるみ気味でした。内容もお約束の三角関係や特殊能力等、ありきたりでしたね。もうちょっと日常会話で盛り上げて飽きさせない工夫が欲しかったです。全体的にテキストは丁寧なんだけど、ギャグが弱くいまいち会話に嵌りきれなかったのが残念。 ボケボケで低俗なラジオ放送は寒すぎて面白かったですが、声が流れないのは寂しいです。つか、DJのクリス薮坂ってずっと男だと思ってたよ。(w 個人的には、ルカのハッピーENDが一番良かったかな。インパクトでは断然、ゆかりのワーストENDですけど。はっきり言ってEDを見る順番によって後味に影響します。同じヒロインのハッピーとワーストを続けて見た時は、強烈なギャップを感じて精神的に辛いものがありました。 |
◆システム |
修正ファイルを入れた後は、特に問題は無かったです。 選択肢主体のオーソドックスなADV。通常はメッセージウインドウ内に文章が表示されますが、画面全体に文章が表示されるノベル形式になる場合もあります。二種類の表示方法を効果的に使い分けて盛り上げていました。フォントを拡大縮小しての感情表現や、ノベル画面でランダムに文字の表示位置を変える演出は面白かったです。 既読スキップは高速で快適ですが選択肢で解除されるのは残念。マウスホイール対応のメッセージ履歴装備。他には選択された選択肢を一覧表示する「選択肢履歴」もあります。これは攻略結果の検証等に便利かと。他のエロゲーでも標準装備して欲しい機能ですね。 |
◆グラフィック |
イベントCGは鑑賞モードによるとパターン違いを除いて64枚。半分以上がエロCGですが、テキスト量から考えるとかなり物足り無いです。OPムービーも無いし…。(汗 背景は少し塗りがアッサリしている気がするけど、イベントCGは結構いい感じ。 立ち絵のパターンはそこそこあって悪くはないのですが、表情の変化やアクションが地味でいまいち弾けきれていません。もっとオーバーアクションを交えて盛り上げて欲しかった。笑えたのが東一の気色悪い変態顔だけってのは寂しいかも。 キャラデザは顔のデカさが目立ちます。結構癖のある絵ですね。何気に顔と体のバランスが悪いかも。美由はちょっとぷにっとしてるかな。でも、各キャラ共、あまり萌えって感じがしなかったのは残念です。特にゆかり先生が、めっちゃおばさんっぽく見えるのですが…。(汗 |
◆サウンド |
全21曲。ボーカル曲と音声が無いのは残念。ミステリアスな曲や静かな癒し系の曲が多くて聴き易いのですが、特に驚くような曲は無く地味。まぁ、ゲームにマッチした無難な出来かと。 メインテーマの「Portrait」は結構お気に入りですが、何故かめっちゃ眠たくなるんですけど。EDで流れる「明日への扉を開いて」と「PromiseTomorrow」も、しっとりした曲で良い感じです。ルパン三世のEDのような渋さがありますね。 効果音はヌルい気がします。不可思議な世界では、もっとホラーっぽいインパクトをつけて、ゾクゾクさせるような臨場感が欲しかったな。 |
◆Hシーン |
CG枚数は純愛ルートで1キャラ3枚ぐらい、陵辱ルートで6枚ぐらいです。当然、CG枚数や濃度の点からも陵辱ルートがメインです。濃度は純愛系標準より多少濃いかな。確かにドロドロした汁を大量にぶっかけたエロチックな構図や、ダークな色彩の妖艶な絵は良いですが、エロボイスやチュパ音が無かったのは残念です。塗りもシンプル。 それと、丁寧だけど冗長とも思えるテキストが災いしてエロさを半減させています。ラブラブな展開から一転しての集団陵辱は結構痛いですが、ワイヤー等の拘束具を使った陵辱プレイにしても、大してインパクトは無くてちょっとヌルいかなと。(ぇ |
◆キャラ ( )内の数値は萌え度 |
お気に入りは江戸川君。やっぱナースはええですのう。(爆 主人公はお約束の鈍感野郎だけど、サブキャラの東一が濃い味だしてたね。 あの彫りが深くてにやけたアホ面はキショいけど笑える。 ■桐嶋ルカ (65%) 美術部部長。遺伝性の眼の病気を患っている。ロシア人とのハーフ。 知的な眼鏡っ娘の先輩って感じ。 ■二ノ宮杏子 (65%) 主人公の親友の塙東一と付き合っている娘。人に頼まれたら断れない性格。 ショットカットで、のほほ〜んとした感じ。ちょっとボケ入ってるかも。 ■天野美由 (65%) 美術部の後輩。人の心が入って来てしまう能力を持ち、登校拒否を続けていた。 あのちっちゃいバディは、ぷにロリ系美少女風味かも。 ■草葉ゆかり (50%) 濡れ場専門の眼鏡っ娘&美術講師。 巨乳淫乱先生キタ━━━(・∀・)━━━!! つか、パケ絵でも汁ぶっかけてたから見たらわかるYO。(苦笑) |
◆総評 |
ギャグはいまいちですが、痛い話が好きなそこそこ楽しめるシナリオ重視の作品。特にゆかりワーストENDの痛さは強烈でした。プレイするなら是非見ておくべきかと。でも、音楽と効果音はもうちょっとインパクトが欲しかったな。まぁ、シナリオがしっかりしているので、悪い作品では無いのですが、エンディング後に特に爽快感や満足感が感じられなかったので、全体的な印象としては地味かなぁ。 (Javaを無効にしていると表示できません) +++update:2004/04/08+++ |
シナリオ | システム | CG | 音楽 | エロ | 萌え |
---|---|---|---|---|---|
70 | 75 | 75 | 70 | 65 | 65 |