ブランド | ペンギンワークス | 評価 | 7 |
ジャンル | 学園闘魂バカ活劇 | 発売日 | 2000/04/14 |
動作OS | Win95/98 | 価格 | 7800円 |
HDD容量 | 最小10MB、最大700MB以上 | メディア | CD-ROM |
原画 | 大藤玲一郎 | BGM | MIDI |
シナリオ | 天城遼 | 音声 | 有り |
モード | 無し | プレイ時間 | 約18時間 |
備考 | 設定原画集同梱 |
◆はじめに |
このブランドは知らんうちに消えてました。長い間積みすぎたか…(汗 設定原画集によると、タイトル名のRumbleとは「集団の喧嘩」のことみたい。 名前から想像すると熱き漢の燃えゲーって感じがするけど果たして結果は…。 |
◆突撃結果 |
バカゲー(σ・∀・)σゲイチュ! アフォすぎてワロタ。 |
◆あらすじ |
主人公の丈夫鋼(ますらおはがね)は、狂嵐の世に突如現れた救世主「鋼鉄番長」の名を継承する侠(オトコ)である。荒廃した学校社会を粛清する為に、暗雲の天下へと身を躍らせた熱き侠の魂が、最強の番長伝説を築き上げていく。 |
◆シナリオ |
主人公が番長になって他校を制圧しながら勢力を拡大して、最後に強大な悪の番長と対決する物語。一見すると、ビーブアップや魁男塾のような喧嘩物語のようにも見えますが、実際は馬鹿ヒーローコメディです。 何でもありのご都合主義的シナリオには大して破壊力はありませんが、テキストのぶっ壊れ方は秀逸。熱き漢達の汗臭い雰囲気とボケボケなヒロイン達がミックスされて独自のバカ臭が充満。香ばしい世界を見事に築き上げています。キャラ立ちもいいです。ヒロイン達とのコントのような日常会話が面白かったです。 特に懐かしのアニメ系のネタがてんこ盛りで笑えました。漢達の臭い芝居も最高。あのアフォなセンスは新鮮でした。キャラ名も強引すぎてお腹よじれまくり。多分、ネタが分かる人なら嵌るでしょう。燃えもそこそこあるしね。ヒーローもののお約束通り、必殺技の名前を叫びながら攻撃するのも笑える。ゲンコツ攻撃は爆笑。 でも、ラスボス?は弱すぎと言うかアッサリしすぎ。どのヒロインを攻略してもラスボス対決が殆ど同じパターンだったのは拍子抜け。巷に溢れるエロゲーと同じくエンディングだけ分岐するのはちょっと勿体無いなぁ。もっと、ヒロインごとに個別イベントが欲しかった。つーか、このライターさん怖い者知らずかも。世界的に有名なゲイチュに喧嘩を売るとはチャレンジャーですな。(^^; |
◆システム |
選択肢主体のオーソドックスなADVですが、普通のエロゲーにある機能が省かれていてかなり使い難いです。まず、昔のファミコンゲームのようにセーブポイントが固定されていて、特定の場所でしかセーブ出来ないのは致命的です。セーブ領域も5個しか用意されていません。しかも、選択肢を間違えると即ゲームオーバーになったりと、マルチエンディングのゲームにしては、かなりシビアですな。 既読スキップやバックログはありません。Ctrlキーを押しながら左クリックすると激遅強制スキップ可能。Ctrlキー押下中のみスキップが続行されます。このポンコツ仕様は、結構重複ルートが多いゲームだけに痛かったです。 最近のエロゲーでは基本機能である鑑賞モードが無いのも残念。せめてCGと音楽鑑賞モードぐらいは欲しかった。Escキーでテキストを消去出来るのですが、ちゃんと消えてくれなかったり反応が悪かったりしてイライラさせられました。起動する度にフルスクリーンモードが解除されるのも残念。 とにかく、めっちゃ貧弱なシステムなので、繰り返しプレイするには根気が必要です。尚、フルインストールするとディスクレスでプレイ出来ます。 |
◆グラフィック |
イベントCG、背景共に、もっと枚数が欲しかったな。欲しい場面でブラック表示になったりしたので体感的には物足り無いです。CGの質は普通です。ちょっと塗りが粗いような気もしましたが…。背景はダークな色彩が目立ち、結構アッサリしてるかも。使い回しが多くてイベントとマッチしないシーンもありました。 立ち絵のパターンもそこそこありますが、ギャグゲーなら、もっとオーバーアクションのパターンが欲しかった。キャラデザは髪の色とか服装は違うけど結構似かよったキャラが多いです。特に双子の姉妹が紛らわしい。もうちょっと特徴をつけて描き分けして欲しかった。男性キャラは一目で違いが判るので良かった。ガクランに男臭い濃ゆいダシが滲み出てますな。 |
◆サウンド |
全31曲。ボーカル曲が無いのは残念。MIDIなので音質はPCの性能に左右されるのですが、ゲームの雰囲気とマッチしてなかなか良い出来かと。短い曲が多いですが、じっくり聴いてみると、リズムが狂っていたり、音が歪んでいたりする曲もあったような気がします。軍歌みたいな低音の曲やシリアスな曲を中心に、時々流れる幻想的な曲がいい味出していました。戦闘シーンの曲もかっこいい。音楽だけ聴いてるとバカゲーとは思えないですね。 音声は特に問題無いレベル。キャラの個性を引き出して濃ゆい味出してました。時々漏れる沙霧の甲高い声を聞くのが病み付きに…。勿論、男性キャラも喋ります。ちょっと雑魚キャラは芝居臭かったけど。 |
◆Hシーン |
濃度は純愛系標準レベル。シーンは1キャラ2回づつぐらいあります。基本は普通の和姦ですが、レズシーンや鬼畜な強姦シーンもありました。テキストは丁寧ですがCGの質や枚数は普通かな。喘ぎ声も特に問題無し。ただ、汁描写やチュパ音等の演出が無かったのは残念です。 |
◆キャラ ( )内の数値は萌え度 |
お気に入りは沙霧。 ■月夜御名 沙霧 (70%) 鋼鉄番長の参謀である1つ年上の先輩。大富豪のお嬢様で策士。 丁寧な言葉遣いだけどクールで毒舌。やっぱポニーテールはいいです。 ■金剛 多華女 (65%) 貧困に負けない強い少女。太陽柄のエプロンがトレードマーク。家事が得意。 垂れ目ちゃん萌え。学生服の上でエプロンを捲り上げた仕種は最強。 ■星北 凛奈 (55%) 聖バルチック女学院の女番長。180センチを越える長身に軍服を羽織る。 ■江里 弓子 (55%) 盾子の双子の姉。凛奈の二枚看板の一人。強力な攻撃能力を持つ。 短気で単純な性格。玄五郎に匹敵するアフォさ加減。 ■江里 盾子 (60%) 弓子の双子の妹。凛奈の二枚看板の一人。強力な防御能力を持つ。 大人しい性格。一番まともそうなキャラ。(笑 |
◆総評 |
普通の学園恋愛物と一線を画す、濃ゆいギャグとアホキャラで腐臭を充満させるバカゲー。音楽はまずまずなんだけど、格闘シーンでの演出がショボすぎて臨場感半減。でも、当て字を使いまくった強引な笑いは一級品なので、バカな展開が好きな人にお勧め。但し、システムはポンコツだから要注意。 (Javaを無効にしていると表示できません) +++update:2004/04/02+++ |
シナリオ | システム | CG | 音楽 | エロ | 萌え | 燃え | バカ |
---|---|---|---|---|---|---|---|
70 | 30 | 70 | 75 | 60 | 60 | 70 | 90 |