主人公だけが死神を認識できて触れ合うこともできる、よくあるご都合主義なストーリー。日常描写はサラッと読めてしまうので飽きにくい。単なる萌えキャラゲーでは無く、死生観をメインにしたシナリオもなかなか上手い。終盤にしっかり綺麗な感動を用意してある点は安心できる。
ヒロイン別に純愛ハッピーエンドが3種類あるだけでバッドエンドは無い。読むだけのノベルに近い感じ。その中でも琥珀ルートがメインの話なので是非フルコンプして欲しい。
でも、ヒロイン以外のサブキャラとの絡みが少ないのは寂しいね。そして、話に粗が目立つのはご愛嬌か。特に雫ルートのオチは無理がある。そもそも死神は魂を導くだけの設定だった筈。実世界に介入するのは不自然。例え心境変化を促す芝居だとしても強引過ぎる。
オーソドックスなADVシステムで特に問題なし。既読スキップ速度は普通。でも、本作は選択肢が一つしかないし、共通シーンも無きに等しいのでスキップは使わずにクリア。バックログはホイール対応で音声の再生可。ディスクレス可。ちと、誤字脱字が気になったかな。
鑑賞モードでは差分抜きで47枚。その内えっちCGが19枚。全体的に質は普通。でも、いくつかのHイベントCGが崩れ気味。バランスもいまいちで萌え度が低下する。特に琥珀は一部体型が変化して、肝心の微乳がボリュームアップして見えるのはマイナス。あと、エンディングを見ると変化するタイトル画面の演出がすげぇ綺麗。OPムービーは地味だったね。うちの貧弱マシンじゃカクカクしてたし……。立ち絵は萌え系で好み。イイ感じだわ。
全15曲。他に主題歌1曲。しっとりピアノが中心の幻想的で穏やかな音色。落ち着く曲が多くて心地良いね。ホームドラマで使われそうな明るく和む曲とか、オルゴール系の曲もいい味出してる。ボイスは個性的で問題なしと言いたいところだけど、凛のセリフが棒読みなのは何とかならんのかなぁw。
──ヴォーカル曲──
「Le baiser de l’ange-天使のくちづけ-」 歌:Rita
OPテーマ。スローテンポのバラード曲。
各ヒロイン3回づつ。和姦だけど濃度は純愛系にしては頑張ってるね。特に喘ぎボイスとかチュパ音はエロくて臨場感あった。でも、特に新鮮味の無い冗長気味テキストと、ありきたりなシチュで飽きやすいかも。CG差分をもっと増やして欲しかった。
琥珀がナニを凝視ハァハァ。お風呂シーンによだれ。なだらかな微乳成分が食欲を増進させる。ツルツルな幼裂もロリコン向けの餌として最適だわ。
しずちゃんのおしりおっきぃ…って全然普通じゃんw。尻フェチの心を掴むにはもっと肉体改造が必要。お尻ペンペンや潮吹き縛りプレイだけじゃヌルいっす。
ほのかタンのラリったようなお顔萌え。
主人公のまこっちは、おへそまで反り返る膨張率。しかも2回変身可能な巨根。(笑)
お気に入りは「ほのか」かな。でも、他の娘も破壊力あったわ。
あと、ミルフィかわいいよ。
◆新島ほのか (あらしま ほのか) CV:鮎川ひなた <80%>
バイト先であるレンタル店の娘。明るい笑顔で癒される萌えっ娘ハァハァ。
顔を真っ赤にして黙ってしまう反応とか、壊れて妄想モードに突入したら更に萌える。
◆天宮 雫 (あまみや しずく) CV:五行なずな <80%>
自己中クールビューティ。最強のツンデレ義妹。素直じゃないところや、やきもち萌え。
あの、しらけたジド目と、やる気の無いボソボソっとした喋り方が香ばしいのう。
◆琥珀 (こはく) CV:夏野こおり <80%>
感情を表に出さないクールな死神少女。いわゆるクーデレろりっ子。
片言のような単語区切りの喋り方が個性的。
この物語はツンデレ義妹が法律です。
ボソボソ喋るボーイズラブ大好きエロエロ腐女子キャラ。この設定新鮮だわ。
クーデレろりもクリーンヒット。
ビバ!ちっちゃい子!! ロリコンお兄ちゃん入れ食い状態。(を
因果律に抗う強固な想いは、悲しき死への呪縛を解放し運命さえ変えてしまう。ご都合主義上等!サクッと遊べる良質な純愛萌えゲーとしては満足。シナリオもなかなか良く、心地よい感動を味わえました。