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SNOW
メーカー Studio Mebius 評価
ジャンル 恋愛ADV 発売日 2003/01/31
動作OS Win98/Me/2000/XP 価格 8800円
HDD容量 1.8GB以上 メディア CD-ROM×4
原画 飛鳥ぴょん/こぶいち BGM PCM(WAV)
シナリオ 望月JET/まちゃ吉/Klein 音声 有り
その他 CG・音楽鑑賞、シーン回想 プレイ時間 約30時間

購入の経緯
またまた、うちの掲示板で「SNOWは泣ける(T.T)うぇ〜ん」と泣きゲースキーの食指をそそられるカキコが…。しかも、某Key作品と似てるって言われりゃ調査しなきゃエロゲーマーの名がすたるぜコンチクショウ! まぁ、気になる炉利キャラもいたので取り敢えず絵買いしました。

調査結果
「えう〜」…キタ━━━(・∀・)━━━!! 新たなポンコツ伝説の幕開けでつか?
超美麗な絵に驚嘆!シナリオも良質で涙腺ウルウル状態。

あらすじ
主人公は万年雪に囲まれた村で、老舗温泉旅館を経営している従姉から旅館のバイトを頼まれる。昔に一度だけ行ったことのある、記憶の片隅に残る雪の村。だが、その村に着いて早々、落石事故に遭い瀕死の重傷を負ってしまう。次に目が覚めると、従姉が経営する温泉旅館「龍神天守閣」にいた。重傷を負っていたはずが、なぜか無事に生きている。そして、その日から主人公は、見えない運命に翻弄されていく…。

シナリオ
輪廻転生をテーマにした感動系恋愛ADV。端的に言えば龍神村に語り継がれる龍神伝説と降り続く雪に隠された謎を解明して、繰り返される輪廻を断ち切る物語。巷で騒がれている通り某作品と似てますが、笑えます、泣けます、ポンコツ娘に萌えます。私的にはこれだけ揃ってたらもう満足です。

最愛の人との辛い現実を直視した時の恐怖、心の葛藤が綺麗かつ残酷に描かれています。基本的に感動系ストーリーで現代と過去も違和感無く繋がっているかと。一部のENDで釈然とせず脳内補完をしいられるシーンもありますが、安易に奇跡を起さないところは良いです。痛さを味わってこそ真の感動が得られると思うので。テキストも会話主体ながらしっかりしているので、スラスラと読めて中だるみを感じなかったです。

主人公のバイト内容は、滝へ水を汲みに行ってから雑貨屋へ食材の買出しに行くこと。これと旅館や移動中の日常会話で一日がまったりと過ぎていきます。中盤まで続くこのまったり感は、どこか「むずいろ」を彷彿させられましたが、元々萌え〜な日常会話が好きなのでかなり楽しめました。
でも、個人的にお気に入りのシナリオは過去編だったり…。菊花萌え〜♪

システム
操作性は右クリック未使用の他は通常のADVと同等。安定していて特に問題無し。
個人的にはウインドウの消去はスペースキーではなく、右クリックに割り当てて欲しかった。既読スキップは高速でバックログも装備。バックログのアイコンは小さすぎて使い難いし、マウスカーソルも雪と重なって見難いです。
セーブ時に背景も一緒に保存され、ロード時にサムネイル表示されるのは親切。
全イベントに対応した回想モードは再プレイ時には有り難いです。

このゲームの特徴?である「抱っこシステム」は、ぶっちゃけ大した事無いです。
抱き上げると桜花の顔がアップになって表情がリアルに変化するのは楽しいですが、抱っこして好きなようにいぢれると思ってたから拍子抜け。(え
他には、キャラの身長に合わせて視線が上下にスクロールする演出や、叩かれたりした時に画面が振動で揺れる演出も臨場感があって新鮮でした。

あと、雪の演出は凄いと思います。背景で雪がアニメのように降っているのですが、天候が荒れるとちゃんと吹雪になったりして視覚的に雪の変化が楽しめます。部屋の窓からきっちり雪景色が見えるのにも徹底した拘りを感じました。ただ、パソコンのスペックによっては、アニメに遅延が発生してカクカクした表現になるところもあるかと。私のマシンでも時々カクカクしてました。(^^;

グラフィック
鑑賞モードによるとイベントCGは全101枚。意外と少ないように感じますが、一枚ごとの絵の精細さは私が遊んだエロゲーの中では最高レベルで文句無しです。キャラデザもめっちゃ可愛い。立ち絵のパターンも多く、コロコロ変わる表情も面白いです。服の上にもちゃんと雪が積もってるし。やっぱ、桜花のムチムチした絶妙なぷに感はきっと世のろりぷに属性の方ののコレクショ(ゴホゴホ。

でも、このゲームで何より特筆すべき点は超美麗な背景です。例えば雑貨屋の中の風景。個々の駄菓子までこれでもかって程、精密に描き込まれています。これぞ職人芸ですな。ちなみに私が一番お気に入りの背景は、過去編での龍神の社です。草木の一本まで丁寧に描きこまれているのは尋常じゃないです。もはや神業! 風情溢れる絵に見とれてしまいました。又、多彩な雪の演出が同じCGを使用している場面でメリハリをつけ、繰り返し見ても飽きさせない要因になっているかと。

OP・EDムービーは意外と普通でした。もう少しインパクトが欲しかったな…。
タイトル画面を表示する前の、龍神村を一望するムービーは目の保養に。

サウンド
全23曲(ボーカル入りは4曲)。全体的にかなり良質。まさに、ピアノとオーケストラのハーモニー。しっとりと降り積もる雪景色にマッチ。まったりとほのぼのした曲、せつなげな曲、お約束のオルゴール等、多種多様。風情を感じさせながらもキャラの情動を巧みに表現した音色は聴いていて飽きません。効果音も良いですねぇ。鳥や虫の鳴き声が入ることによって臨場感が増幅。
残念なのは音声が無いこと。萌えキャラが揃っているだけに本当に勿体無い。

★以下はおきに入りの曲
・SNOW(ボーカル入り)
OPテーマ。I’veサウンドに儚い想いが込められている感じ。
透明感のある声とピアノの音色がマッチして心に響きます。

・雪のかなた(ボーカル入り)
過去編のEDテーマ。こちらもダンス系ですが心地よくて癒されます。

・雪花
「雪のかなた」のオルゴールアレンジ。後半の盛り上がりが気持ちいい。

・空の揺りかご(ボーカル入り)
挿入歌。綺麗な声で歌い上げるバラード。澄乃っち萌え〜! えう〜!(爆)

・飛龍
タイトルメニューで流れる曲。オーケストラサウンドが痺れる。
久石譲の音楽を彷彿させる壮大さを感じます。

・記憶の棘
寂しげで泣けるメロディ。こう言うの好き。

Hシーン
ラブラブシチュで濃度は普通の純愛系レベルだけど、やっぱり音声が無いのは残念。CGは全部で15枚程度。結構、使い回しが多かったです。もう少し欲しかった。実質、えっちぃシーンは桜花を除くメインの3キャラだけです。テキストは思ったよりしっかり書かれていました。でも、背景のみの絵でテキストをダラダラと流されるのは辛かった。まぁ、某作品よりはマシだけど。(笑)

しかーし、なんで桜花のHシーンが無いんじゃっっっ! (´・ω・`)ショボン
やっぱ、真性の炉利やからソフ倫から圧力かかったんか?(爆)
この鬱憤は、お風呂で桜花たんに洗い流して貰うんじゃっっっ!
桜花たんのビーチク露出…キトァ━━━(・∀・)━━━!!
超小粒納豆2粒を今晩のおかずにして(以下検閲削除)
でも、つぐみさんのお色気シーンも見たかったな。実はおねいさん属性かも。(ぼそっ)

キャラ(括弧内の数値は萌え度)
お気に入りは澄乃っちだよー。 笑い転げて萌え死んだよ〜♪
「うぐぅ」や「がぉ」の時代は終わりました。これからは「えう〜」です。(笑)
芽衣子をサブキャラにするのは勿体無いよ。攻略したかったな…。
あ〜、芽衣子にジト目でおちょくられるのは快感だぁ。(マテ)

雪月澄乃 (85%)
あんまん大好きなポンコツ娘だよ〜。純真無垢で「えう〜」が口癖だよ〜。
今度、CANVASの「天音たん」とあんまんを食べる約束したんだよ〜。(爆)
やっぱ、ボクはポンコツ属性だったんだっっっっっ!(^^;

若生桜花 (80%)
桜花たんを抱っこじゃ。誰じゃ!わらわを「ろりろり」言うのは?(;´д⊂)
シャモンと一緒に雪だるま作るんじゃ。ええ、桜花シナリオは泣けましたよ。

日和川旭 (80%)
ぶみ〜、ボクもろりなのだ! 膨れっ面がまた可愛い〜のだぁ。
とにかくドジで無邪気な少女。主人公とのコントが笑えました。

北里しぐれ (80%)
神出鬼没で感情をあまり表に出さない物静かな少女。実は巨乳。
純真なところも萌え。彼女の儚い表情を見ていると抱擁したくなるよ〜。(ぉ

総評
ジブリ映画を彷彿させる完成されたCGは一見の価値有り。泣けるシナリオと多彩な演出が良いし、萌えキャラが多くて日常会話も楽しい。恒久の時を超え龍神村に宿っていた螺旋を崩した時の感動も爽快。音声とラストに芽衣子エンドがあれば、ほぼ満点に近いゲームです。絵重視で感動も一緒に味わいたい方にお勧の大作。
最後に一言。「あんまんは命の源だよ〜。えうっえうっえう〜!」(壊)

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SNOW

+++update:2003/03/03+++
シナリオ システム CG 音楽 萌え エロ 泣き 演出
85 80 100 90 85 55 85 90

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