HOME
誰彼 〜たそがれ〜
メーカー Leaf 評価
ジャンル AVG(アクティブ・ドラマタイズ・ノベル) 発売日 2001/02/09
メディア CD-ROM 2枚組 価格 8800円
動作OS Win95/98 HDD容量 600MB以上
原画 カワタヒサシ BGM CD-DA
シナリオ 竹林明秀 音声 無し

★★★ 感想 ★★★
萌え度はかなり低く、笑いも泣きもありません。でも、シリアスな内容でそこそこ遊べました。
又、テキストとCGのバランスが良くて快適でした。でも、巷の評価はいまいちなんですよね。
遂に踏んじゃったかと思ったのですが、別に地雷じゃなかったよ。(^^;ヾ
少なくとも「まじアン」より、こっちの方がいい。(笑)

あらすじ
坂神蝉丸(主人公)はある日、目覚めると地下室で石造りの棺に閉じこめられていた。その上、身体の自由がまるで利かない。なぜそうなってしまったのか、彼にはまったく状況がつかめない。
やがて仲間が棺の蓋を開けるのだが、様子がおかしい。突然蝉丸に襲いかかってきたのだ。
偶然地下室に迷い込んだ女の子達がきっかけで窮地を脱した蝉丸は、その子達から驚くべき事実を知る。現在は蝉丸が生きていた昭和19年から50年以上の歳月が流れた、平成1X年であるという事実を。 そして現れる、自分と同姓同名の老人。その老人は一体何者なのか。時間を超えてしまった謎を解くべく、蝉丸は調査を開始する。だが彼に襲いかかる、かつての僚友たち。その目的とはなにか。

シナリオ
ジャンルは「痕」みたいにエンディングを向かえるごとに次第に謎が解明されていくタイプのシリアスノベルです。「痕」の場合は、謎になっている部分が気になって、話にどっぷりと嵌ったのですが、この「誰彼」では、そこまで嵌ることはなかったです。そういう点で言えばシナリオは弱い感じです。

でも、そんなに悪いシナリオでもないです。戦闘シーンはそこそこ燃えるし、話は気持ち良くスムーズに進むので、お手軽に遊べました。それに、適度なボリュームで特に肩が凝る内容ではないので、暇つぶしにやるには丁度良かったです。最近、長いシナリオのゲームを遊んだ直後だったので余計にそう感じたのかもしれませんが・・・。
シナリオが弱いのを差し引いても、このテンポの良さには好感がもてました。

欲を言えば、もう少し終盤で意外な展開が欲しかったかな。
他に気になったのは、全ての謎が解明できていない点ですね。これは消化不良気味。
最近、こう言うゲーム多いよ。きっちり最後で回答を用意して欲しいな。
やっぱり最後はスッキリ終わりたいし・・・。(^^;ヾ

まあ、人間って寿命があるから今生きている幸せを実感できるんだなって感じました。

システム
バグも全く無く完成されたシステムで安定感抜群。流石はLeafやね。
既読スキップ装備で高速スキップ可能。メッセージ履歴機能も有り。

売りはチビキャラが横スクロールしてアクションするアクティブモード(チップアニメ)。
テキストでの表現を極力避け、キャラの仕種で視覚的に感情を伝える試みは斬新でした。
この変わった仕掛けは嬉しい限り。ありきたりの静止画+テキストより遥に良いです。
そろそろ、紙芝居システムは飽きてきたし・・・。

おまけとして、CG、音楽鑑賞モード、Hシーン回想モード等。

グラフィック
トップレベルの美しさで文句無しです。OPムービーもかっこいいです。
背景のボカシ具合やモヤのかけ方が良い感じ。
更に、惜し気も無く次から次へと表示されていくので、見ていて飽きません。
イベントCGは76枚。まあ、プレイ時間からすると妥当なところかな。

このゲーム、とにかく演出が抜群に良いです。まさにドラマチック。
腕が切断されて血がどぴゅ〜と噴出したり、拳銃で頭を狙撃される演出は凄かった。
これは、バイオハザードを意識してるのか?って感じでした。

ゲーム途中でチップアニメが頻繁に挿入されているのですが、これがまた古き時代の横スクロールアクションゲームを彷彿させられて、結構面白いです。具体的には、N64で発売された「ワンダープロジェクトJ2」みたいな動きをしてくれるんですが、かなりカクカクした動きが妙に微笑ましいです。(笑)

えっ、そんなゲーム知らんって?。。。それなら気にしないで下さい。(汗)
まあ、アクションゲームを作り慣れていないようなので、この動きもご愛嬌って感じです。

サウンド
全23曲で、オープニングとエンディングは、ボーカル曲です。
渋い男性ボーカルを起用したのも、違和感なくゲームに合っていて良かったです。
エンディング曲の「心(SORA)」は、T2Uまではいかないけど良い曲です。

戦闘シーンの曲、「FLASHBACK THE BLOOD」は渋くて最高!!
鬼哭街の戦闘曲みたいにバッチリ合ってました。

バッドエンドで流れる「Kaleidoscope」も、かなり好きです。
何か、天空の城ラピュタのエンディング曲みたいな感じで心が癒されます。
もう、金属音には鳥肌立っちゃいました。

真のエンディングテーマ?「だれ?かれ?」は笑えるけどウザイので×。(ぉ

あと、このゲームは効果音がかなりいいです。
虫の声、波の音、銃声等に効果的に使われていて、臨場感が出てました。

Hシーン
なんか妖しげな雰囲気ですが塗りも綺麗ですね。濃さは普通で枚数は多めかな。
テキストが冗長じゃないところも、読みやすくて良かった。

キャラ(括弧内の数値は萌え度)
はっきりいって、萌えキャラはいません。(滝汗)

三井寺 月代 (55%)
夏休み期間は叔父の家に遊びにきている天真爛漫なロリッ娘。(ぉぃ
なんか出会った瞬間から良く懐くし、貧乳ちゃんなんですぅ。(爆) 
しかし、この娘って中学生ですか?(゚Д゚)

砧 夕霧 (45%)
お約束の眼鏡ッ娘。ウズウズするなら処置してあげるよん。(笑)

桑嶋 高子 (60%)
月代の叔父の家で家事を引き受けている看護婦見習い。
高子しゃ〜んは、なにげにオパーイがデカですぅ。(爆死)

石原 麗子 (50%)
女医さんです。眼鏡の奥の鋭い輝きに背筋が凍る。
かなり潜在能力は高いんでしょうね。女王様〜♪

総評
フルコンプまで、6〜7時間程度でした。そんなに長いゲームではありません。
短い時間でそこそこ楽しめたので、なんか得した気分です。(笑)
とにかく、演出の良さが全てかも。(ぉ

最近のエロゲーは、テキストが冗長に感じる作品が多いです。長時間かけてプレイしても似たり寄ったりな内容で、それほど新鮮さがなかった作品もかなりあります。そんな時は「時間を返せ〜!!」と小一時間ほど問い詰めたい気分です。(--;

その点、無駄な時間を消費せずにサクサク進むこの作品は、有り難いです。
個人的には同じような評価の場合、プレイ時間が短い方が上位にランクされます。
まあ、短時間で無駄なくエロゲーを堪能できたってことですから・・・。

この作品では、単純な紙芝居風エロゲーで飽和状態になっている市場に、一石を投じるLeafのチャレンジ精神を感じました。今後のエロゲーの動向を占う意味でも興味深いソフトかも。
他のメーカーも、この「誰彼」のようにストレスを感じさせないゲームを作って欲しいものです。
この作品が、現在の紙芝居システムを払拭して動画主流への軌跡になる?
・・・そんな訳ないですね。(汗)

(Javaを無効にしていると表示できません)

誰彼 〜たそがれ〜

+++update:2002/07/07+++
シナリオ システム CG 音楽 萌え 演出
65 90 90 75 65 55 90

HOME