ブランド | C'z ware | 評価 | 7 |
ジャンル | 猟奇ホラーADV | 発売日 | 1999/12/03 |
動作OS | Win95/98 | 価格 | 8800円 |
HDD容量 | 最小1MB、最大370MB以上 | メディア | CD-ROM |
原画 | 八宝備仁 | BGM | PCM |
シナリオ | 榊了 | 音声 | 無し |
モード | CG、音楽、Hシーン鑑賞 | プレイ時間 | 約17時間 |
備考 | DL販売 『ギュッと!』 |
◆はじめに |
こう言うシリアスなゲームが好きなんでワゴンセールに釣られたり…。 |
◆突撃結果 |
とにかくシリアス。EVEやDESIREの匂いがするけど難解…_| ̄|○ |
◆あらすじ |
病弱な主人公「真ヶ谷拓人」は、海外を渡航する研究者の父親との電話でのやりとりを支えに、日々を過ごしていた。だが、数日前から父の連絡は途絶え、身の回りで妙な事が起こり始める。そして父からの手紙と共に少女「エリュ」が現れる。「すまない─」そう言った父親の言葉を最後に、素性のわからない人間達が近づいてくる。拓人は猟奇殺人や奇妙な出来事に少しずつ巻き込まれていく…。 |
◆シナリオ |
主人公が連続猟奇殺人事件の謎を解明していくホラーミステリー。C's wareの伝統なのか相変わらず難解なシナリオになっていますが、魔物とか薬物とかが絡んだシリアスな展開がてんこ盛りで読み応えはありました。まったりした移動が続くのでダレる時も多々ありますが、暗い森や地下を移動する時の背筋がゾクゾクする緊張感は十分に味わえました。急展開が結構面白くて嵌ってしまったり…。 まぁ、シリアス好きのマニアに特化したドス黒いシナリオなので、万人には受け入れられないでしょうね。萌え要素は殆ど無いです。キャラの絡みはそこそこですが、会話が真面目すぎていまいち物足りないですね。シリアスな雰囲気を重視したんでしょうけど。あと、ラスボスを倒したらすぐにエンディングってのは寂しい。もうちょっと後日談とか分かりやすい説明を追加してスッキリさせてから終わって欲しかったな。もっと後味が良かったらなぁ…。 |
◆システム |
マップ移動とアイコンやコマンド選択を組み合わせたADV。各ヒロインごとにエンディングは用意されていますが、結構めんどくさいシステムなので繰り返しプレイは苦痛です。マップ表示中やアイコン選択画面でしかセーブ出来ないのと、文字消去が1クリックで出来ないのは不便。バックログとCtrlキーによる強制スキップ有り。フルインストール時にディスクレス起動可。 |
◆グラフィック |
イベントCGは差分を含んで211枚。殆どが一枚絵ですが結構多いですね。質はまぁまぁです。臓器が飛び出た流血シーン等、結構グロい絵もありました。背景も建物内部や森の中等で薄気味悪いダークな絵が多く、ゲームの雰囲気とはマッチしていました。ただ、建物内部等を移動中は同じCGを使い回しているので、今どの辺りを進んでいるのか把握し難いです。クオリティも一定していません。結構アッサリしたCGも目立ちました。 立ち絵のパターンはそこそこあります。でも、もっと表情を変化させて欲しかった。キャラデザはアニメチックで塗りもシンプルです。OPムービーは高速でCGが切り替わって目がチカチカするけどかっこいいね。 |
◆サウンド |
全30曲。出来はまぁまぁ。ホラー映画で使われるような、おどろおどろしいBGMとクールな効果音が融合して、結構臨場感は出ています。特にピアノ曲や戦闘シーンのスピード感溢れる曲が良かったな。でも、音声とボーカル曲が無いのは残念。 |
◆Hシーン |
CGは40枚程度と結構多いです。エロ度はそこそこ。強引だけどHイベントを話の進行に合わせて挿入して、飽きさせない工夫はされています。陵辱シーンが多くて構図もまずまずなのでインパクトはありますが、CGの塗りがシンプルなのと、音声やチュパ音が無いので濃度は半減。テキストもアッサリしていまいち。まぁ、着衣陵辱は良かったけど。つか、この主人公って野生に豹変すると片っ端から食っていくし。(爆 |
◆キャラ ( )内の数値は萌え度 |
お気に入りは凛姉。気の強いお姉ちゃんは(・∀・)イイ! 前半のナヨナヨした主人公ならショタ派の人に合うかも。 でも、後半は急激にパワーアップするから注意が必要。 ■高峯 凛 (60%) 隣に住む気の強い大学生。主人公と姉弟のように育った。 ■エリュ (55%) 主人公に好意的で妙に明るい無邪気な娘。 ウルウルした目が笑える。 ■神納圭子 (55%) 主人公と昔は幼なじみだったが今は疎遠。冷たい感じのする娘。 ■茅原瑛子 (50%) 学校の保険医。昔から主人公の主治医の代わりをしてきた。 ■南方やよい (50%) 主人公の同級生で眼鏡っ娘。大人しくて動物好き。スモールバディ。 |
◆総評 |
ダークでグロくてホラー色も濃い。C's wareはシリアスなゲームを作らせたら天下一品だと思うけど、本作はバランスが悪いね。やたらと移動が多いので作業感が強く、辛いものがあった。最後の方の意味不明で難解な展開も消化不良で後味もいまいち。それでも猟奇ミステリーとしては結構面白かった。もっと練り込めば良作になったかも。 (Javaを無効にしていると表示できません) +++update:2004/07/03+++ |
シナリオ | システム | CG | 音楽 | エロ | 萌え | シリアス |
---|---|---|---|---|---|---|
75 | 60 | 70 | 70 | 60 | 55 | 80 |