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ELYSION〜永遠のサンクチュアリ〜
[評価]    8
[メーカー] Terios
[動作OS] WIN95/98
[ジャンル] アドベンチャー
[発売日]  2000年08月10日
[媒体]    CD-ROM
[感想]
パッケージを一目見て、超大作RPGをプレイしする意気込みで開始しました。
結果は、メイド萌えと言うより、評判どおりの大作でした。

あらすじ
ヴェネツィアにほど近いアドリア海の孤島・・・。
島に建つ壮麗な洋館では、世界各地から非合法な手段によって集められたメイドたち
に囲まれ、一人の老人が悠然たる日々を過ごしていた。老人の主治医として屋敷に
招かれた内科医、葛城遼一は、メイドたちへの命令権を与えられると同時に、彼女ら
の健康管理を一任される。老人の真意が読めぬまま、葛城はメイドたちとの19世紀
さながらに様式化された奇妙な生活へと入ってゆく・・・。

シナリオ
攻略キャラが7人いて、全キャラ攻略することによって初めてストーリーの全容が
判明する作りになっています。もちろん、各シナリオごとに巧妙な伏線が貼られて
いて面白いです。
こういう感じのゲームは、俄然やる気がでます。推理好きにはたまりません。
肝心のシナリオですが、戦争による悲劇、宗教文化、マフィアの陰謀等、さまざまな
要素を取り入れています。数多くの犠牲者や恐怖の物体等、謎の連続で、ツボを突い
て飽きさせない構成も秀逸でした。

システム
ドラクエに代表されるフィールドタイプRPG風のマップ移動システムを採用して
います。ちびキャラに体当たりすると会話できる例のシステムです。戦闘フェーズは
無いですが・・・。
これ、キーボードだと辛いです。マウスだと余計にダメダメなのでジョイバッド
必須です。ドラクエで鍛えられた人なら、なんとか我慢できるかな? 私は全然OK
でしたが・・・

イベントが発生すると通常のアドベンチャーモードに変わります。
セーブは、1日の最後か、マップ移動中ならいつでも可能です。
でも、選択肢表示中にセーブできないのが、ちょっと不便でした。
RPG風だけあって既読スキップ等無くて強制のみです。ちょっと残念。(^^;
HDフルインストール時に1.4Gの空きが必要です。フルボイスちゃうのに結構
食うやん!

グラフィック
これでどうや!てな感じの文句なしのクオリティで、光の使い方や遠近感が上手で
美麗です。特にマップ画面のCGは、イースと比べても遜色ないんじゃないかな。
怪しく暗い雰囲気が漂う背景により、メイドさんの塗りも際立って良いです。
CG枚数は、イベントCGだけでも300枚あるので満足です。エロCGも豊富です。

サウンド
BGMはMIDIで全40曲です。インパクトは少ないですが、演出の雰囲気に
マッチした曲です。
ファントムやヴェドゴニアのように暗めの曲が多く、ストーリーが盛り上がります。
オーケストラを彷彿させる、オープニング曲も結構いいですね。
CVは、特に気に入った声はなかったです。もう少しキャラにインパクトが欲しかった。
フルボイスでないのも残念です。容量の関係かな?

Hシーン
侮辱・緊縛プレイ・3P等、バリエーションは豊富です。もちろんボイス有りです。
テキストが冗長で無く、スッキリしているので気に入りました。
CG枚数とのバランスもOK。
ん〜メイドさんは、いいな〜 ご主人様〜♪(吐血)・・・でも白い液が多すぎて怖い?

総評
ふっ、不覚!、ブルーノの裸体を覗いて目が腐った! そんなことはどうでも
いいんですが・・・
メイドで萌えようなんて考えずに、純粋にシナリオを楽しめればかなりの良作だと
思います。
「EVE」や「DESIRE」が好きな方なら問題ないでしょう。例えば「悠久の螺旋」
「輪廻」なんて言葉にビビビとくる方です。(笑) CGとシナリオが柱のゲーム
なので、最後までPLAYして初めて満足感が得られるゲームだと思います。

シナリオ80点 システム65点 CG90点 音楽75点 H85点 萌え70点

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+++update:2002/01/05+++

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