ブランド | ののの通信 | 評価 | 7 |
ジャンル | 大学受験恋愛ADV | 発売日 | 2005/06/19 |
OS | Win98/Me/2000/XP | 価格 | 1500円 |
HDD | 400MB以上 | メディア | CD-ROM |
原画 | SATO、葉月ユカコ、たぢまよしかづ | BGM | PCM |
シナリオ | 手塚 | 音声 | 無し |
モード | CG、シーン鑑賞 | プレイ時間 | 約3時間 |
備考 | 同人ソフト |
◆はじめに |
お手軽な同人ゲーの中では巷の評判も良好だったので早速同人ショップで捜索。ジャケットの萌え絵を3秒間 〜2006/01/08追記〜 2005/12/30にボイス追加版が出ました。(落日 Voice Editionの感想) |
◆突撃結果 |
双子姉妹萌え♪(*´Д`) 今の時代はツンデレミックス。これ最強。 |
◆あらすじ |
受験勉強の息抜きの為に高台を訪れた主人公は、そこで二人の女の子と出会う。同じ受験生である彼女達に共感を覚え、自分を見つめ直した彼は再び受験勉強と向き合うのだが、その時は彼女達が秘めていた「嘘」に全く気づいていなかった。 |
◆シナリオ |
夢も希望も無く、周囲に流されながら闇雲に時間を浪費する日々に焦りと苛立ちを募らせ、受験勉強にも真剣になれない主人公。そんな自分を見失い堕落していた彼が、支えになってくれたヒロイン達に助けられながら、徐々に目標が鮮明になり改心していく青臭い成長物語。共に成功してゴールインするハッピーエンドが爽やかで良かったです。 三角関係とかで微妙に揺れ動く展開はあるものの、全体的に地味で大きな修羅場もないオーソドックスな物語です。心底自分の生き方に満足している人はいないでしょう。皆、少なからず挫折は経験するものだと思います。この物語を通じてプレイヤーは少なからずとも今までの自分を見つめ直し、将来の目標について考えさせられるのではないでしょうか。 ヘタレ主人公をメインに描いた鬱展開の綾ルートこそが本作の趣旨であると思います。成功した時の達成感は全力で努力してこそ味わえるんだと教えられました。そして、一つのことに本気で取り組んで長続きさせる難しさが痛烈に伝わってきました。ある意味、また頑張ろうという気を起こさせてくれる前向きなストーリーです。それだけにサブヒロイン扱いはちと残念かも。 ただ、テンポ良く進むのは良いのですが、恋愛の過程が唐突で日々淡々としているのは寂しいです。やっぱ、ボリューム不足のせいかな。もう少し途中にイベントが欲しかった。あと、サイドストーリーの「落日の欠片」は必見。不鮮明でスッキリしなかった心情をヒロイン視点に切り替えることによって、噛み砕いて分かりやすく表現しています。 |
◆システム |
特に大きな問題はなかったです。主人公の名前が変更できるのは最近のエロゲーでは珍しくて新鮮でした。やっぱり好きな名前でプレイしたいですからね。オートセーブとマウスホイール対応バッグログ装備。既読スキップはちと遅いかも。フォントサイズを使い分けての感情表現は良かったけど、誤字脱字が目立ったのが気になりました。音楽鑑賞モードがなかったのも残念。 |
◆グラフィック |
鑑賞モードによると差分を除いて21枚。その内エッチCGは6枚。この枚数はちと物足りないです。CGの質は、少しラフ絵のような粗いCGが見受けらたものの、全体的に商業と比べてもそれほど遜色がなく同人としては良く出来ている方じゃないかと。OPムービーも結構凝ってるね。のほほ〜んとした雰囲気がいいかも。 キャラデザは結構な萌え絵ですな。えっとパンチラ・パラダイスですか? 特に恋タン…(*´Д`) いつも股を開いて座ってくれるサービス精神に感謝。(ぉ どのキャラも座ると純白の聖地が漏れなくついてくるキャンペーン実施中。(笑) そんな卑怯な物ちらつかせて……あぁ見事に釘付けにされたさ。(爆) でも、立ち絵のパターンが少ないのは残念。 |
◆サウンド |
特に印象に残った曲はないですが違和感も感じなかったので無難な出来かと。全体的にクラシックっぽい感じで特にバイオリンの曲が良かったな。それとボイスが無かったのと効果音がショボイのは残念。やっぱ萌えゲーにボイスは必要でしょう。 ──ボーカル曲紹介── 「君に降る雨」 歌:霜月はるか…OPテーマ。しっとりした感じがイイ。 「丘陵想起」 歌:片霧烈火…EDテーマ。爽やかで透明感のある歌声が心地良いポップな曲。特に最後に流れるナレーションが良かったね。 |
◆Hシーン |
Hシーンは愛美と恋のみで終盤に一回づつ。濃度は薄いです。甘ったるいテキストや着衣Hに拘ったCGの質はまずまず。特に双子達の初々しいリアクションが萌えます。ただ、喘ぎボイスやチュパ音等の効果音は皆無。特にCG枚数が少ないのが残念。まぁ、シナリオ重視の純愛系ですし全体のボリュームから考えるとこんなもんでしょう。本作に濃厚なエロは期待していなかったので特に問題なし。 でも、姉妹丼や3Pハーレムルートは欲しかったかも。(それ双子の清純なイメージを壊しますから) つか、綾のえっちぃシーンが何故ないの?orz |
◆キャラ ( )内の数値は萌え度 |
お気に入りは恋タン。正統派美少女じゃなくツンデレに萌え転がるとは…属性変わってきたのか?俺。実質、メインキャラ2人にサブキャラ1人ですから、ボリュームを考慮してもキャラ立ちの面では物足りないです。(汗) ■愛美[まなみ] (70%) 前向きな女の子。女子高に通っているので男性経験は皆無…(・:゚д゚:・)ハァハァ ■恋[れん] (75%) 無口でツンツンした天才少女。お約束の生娘…(´Д`;ハァハァ つか、あの氷の目は怖いよ。ガクガク(((((゜д゜;)))))ブルブル ■綾[あや] (50%) 気が強い幼馴染。暴力的で超タカビーなとこはRoutesの皐月を彷彿させる。 |
◆総評 |
CGは良質ですがシナリオはもう一捻り欲しかった気がします。メインヒロインだと思っていた愛美の存在感がもう一つだったので、恋のツンデレに萌えられるかが評価の分かれ目かも。もちろん私はコンパクトなバディに萌えましたが。(笑) まぁ、シナリオ自体はシンプルなんだけど、何か心に痛く響くメッセージ性は感じますね。今まで自分がどれだけ努力したのか。他にやれることはないのか。そんなことを考えさせられました。同人特有の少ないボリュームでも許容できる方で、純愛系ライトノベルが好きならお勧めできるかと。 (Javaを無効にしていると表示できません) update:2005/10/30 |
シナリオ | システム | CG | 音楽 | 萌え | エロ |
---|---|---|---|---|---|
75 | 70 | 70 | 70 | 70 | 30 |